警備員さんのひと言に救われた師走の土曜日

【vol.1980】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

今日は

1年の中で最も昼の時間が短く

夜の時間が最も長い冬至。

 

 

 

私が住む札幌は

日本の中でも緯度が高いところに

位置しているので

 

 

今日の朝

7時前に起きたときでもあたりは暗くて

（ちなみに、今朝の札幌の日の出は7時3分）

ちょっと気が滅入る感じでしたが

 

 

 

 

冬至の今日を境に

少しずつ日が長くなってくることを

イメージしてみたら

ちょっぴり嬉しくなりました。

 

 

 

そんな嬉しさと共に

オフィスに向かった私ですが

 

 

開業して8年半にして

はじめて遭遇したアクシデントに

私のウキウキ気分は

早々に打ちのめされてしまいました。

 

 

 

 

 

うちのオフィスは

レンタルオフィスの一角を借りて

運営しています。

 

 

 

平日の朝から夕方までは

オフィスのフロントロビーに

受付の方がいらっしゃるので

フロントドアが開放されているのですが

 

 

 

 

平日の夜間や週末は

セキュリティ上の関係で

フロンドドアがオートロックになっていて

施錠されているんですよね。

 

 

 

入居者には

カードキーが貸与されているので

そのカードキーで24時間365日

オフィスに出入りすることは可能ですが

 

 

夜間や土日は

そのカードキーを持って外に出ないと

ロックアウトされてしまうんです。

 

 

 

フロアに設置されている

共用のトイレも

オフィスのフロントドア外なので

 

 

土曜日の今日は

カードキーを持って出ないと

ダメなのにもかかわらず

 

 

トイレに入った途端に

カードキーを持っていないことに

はじめて気づいたという…。

 

 

 

10分後には

クライエントがやってくるというのに

痛恨のミス。

 

 

 

この1ヶ月ほど

母の看取りなんかもあって

 

 

自分が予想していた以上に

集中力や注意力が散漫になって

本調子ではなかったのが

 

 

ようやくここにきて

少しずつ良くなってきたかな？

 

 

と思っていた矢先の

今までしたことがなかった

ウッカリミスに

 

 

自分自身が

1番ガッカリしてしまいましたし

 

 

それくらいのことすらできない

自分を恥じて

「本当にしょうもな！」

と自己嫌悪に陥っていました。

 

 

 

 

 

そんな感じだったので

ビルの警備室に行って

警備員さんに事情を説明して

 

 

警備員さんの手を煩わせてまでも

オフィスのフロントドアを

開けてもらうことには

躊躇いがあったものの

 

 

10分後には

クライエントがやってくるので

そうも言っておられずに

 

 

恥を忍んで警備室に出向いて

警備員さんに事情を説明しました。

 

 

 

 

 

事情を説明しながらも

 

 

「こんなしょうもないミスをするのは
　私くらいだろうな…」

 

 

と恥に苛まれていた私ですが

 

 

警備員さんは嫌な顔もせずに

快くすぐに対応してくださっただけでなく

 

 

「9階の方
（レンタルオフィスの入居者）が

　土日に締め出しを食らうのは

　よくあることなので

　気にしないでくださいね」

 

 

…と

さりげなく言ってくれたことで

 

 

私の心の中にあった

恥の感情や自己批判的な自分が

スーッと和らいでいくのが

自分でもわかりました。

 

 

 

 

 

失敗は誰しもが体験することであり

人間である以上

常に完璧でいれることはなく

むしろ、不完全であるのは当然のこと。

 

 

 

そういったときに

落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったり、

やるせない気持ちになったりするのも

 

 

人間であれば

大なり小なり

誰しもが経験することであって

 

 

決して私ひとりが

体験していることではないのだ

 

 

…という大切なことを

警備員さんのひと言が

思い出させてくれました。

 

 

 

 

 

若干、取り乱していた私を

救ってくれたのは

警備員さんの何気ないひと言。

 

 

 

そんな警備員さんに感謝する

師走の土曜日でした。