日常にあちこちに潜んでいる「ガスライティング」という対人操作

【vol.1846】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

アメリカで辞書を出版する会社が

2022年のWord of the Year

（今年の言葉／単語）に選んだ

 

 

“Gaslighting”

（ガスライティング）

という言葉は

 

 

米国辞書出版のメリアム・ウェブスター社は、Word of the yearとして最も検索回数の多かったgaslightingを選出。ガスライティングは心理的虐待を意味する俗語で、誤った情報で相手を困惑させ洗脳することをいう。twitterでも散見されると思うが。語の由来は映画『ガス燈』から https://t.co/sktIMz8hp3

— 東京散歩人 (@wysvoice) December 31, 2022

 

 

欧米圏では

かなり日常的に使われる言葉になりますが

日本では、未だに馴染みがない言葉です。

 

 

 

実は

ガスライティングについては

私も1年ほど前にブログで取り上げていて

それなりの反響があったんですよね。

 

 

 

 

日本でも

ようやくガスライティングという

コンセプトについて

関心が高まってきたのか

 

 

つい先月、

こんな本が出版されて

私も早速読んでみました！

 

 

 

 

 

この本の訳者で

我が国における

トラウマインフォームドケアの

第一人者でもある野坂祐子氏が

 

 

この本の訳者あとがきで呈した

ガスライティングをこんな風に

わかりやすく定義しています。

 

 

 

ガスライティングとは、「おまえがおかしい」「どうかしている」といったネガティブな言葉を浴びせることで、相手に「わたしがおかしいんだ…」「わたしはどうかしてしまったのに違いない…」と自信を失わせ、混乱させて、相手を支配しようとするコントロールのことです。

（『ガスライティングという支配
関係性におけるトラウマとその回復』
アメリア・ケリー［著］、野坂祐子［訳］、p.255）

 

 

 

この定義を読んで

 

 

と思った方は

決して少なくないと思います。

 

 

 

手口が巧妙なので気づきにくい

というのが特徴なので

ガスライティングされていると

認識できる人は少ないのですが

 

 

割と日常のあちこちで

散見されることなので

ガスライティングとはどんな感じなのか？

ということを知っておいて決して損はない

 

 

…というか

是非ともひとりでも多くの人に

知ってもらいたいです！

 

 

 

これは本当に偶然の賜物なんですが

この本を読んでいると同時に

Amazon PrimeやHuluで配信されている

 

 

『マッチングの神様
〜結婚リアリティ〜　シーズン5』

というリアリティ番組を観ていたら

 

 

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— Hulu Japan 海外ドラマ (@HuluJapan_drama) July 8, 2024

 

 

この番組の中で

 

 

という男性が数名

番組に出演していたという…。

 

 

 

ガスライティングの本質を

客観的に、そして、リアリティを持って

垣間見ることができると思うので

 

 

ひょっとして

ガスライティングされているのかも？

と思ったり

 

 

ガスライティングがどういうものなのか？

について具体的に知りたいのであれば

 

 

Amazon Prime Videoと

Huluで配信されているので

番組を観てみることをオススメします！

 

 

 

ガスライティングは一種の

精神的／心理的な洗脳であり

 

 

あらゆる対人関係のなかで

起こりうる問題でもあります。

 

 

 

ガスライティングという名の

支配から解放され

 

 

関係性のおけるトラウマから

回復するための鍵を握るのは

 

 

境界線の設定と

互いの境界線を尊重し合うこと。

 

 

 

 

 

健全な関係性を維持するために

必要不可欠な

そんな境界線の設定を

今一度、私と一緒に考えてみませんか？