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雨竜川の氾濫から考えさせられた「耐性の窓」を広げることの重要性

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【vol.1830】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

昨日まで

3日連続で猛暑日

となった北海道ですが

 

 

 

 

ようやく

昨晩から気温が下がってきて

今日の札幌の最高気温は26℃と

平年並みに戻ってきました。

 

 

 

ようやく暑さから解放された!

と思っていたのも束の間

 

 

昨晩から

道北地方を中心に記録的な大雨が降って

雨竜川が氾濫しているとのニュースが

飛び込んできました。

 

 


ラジオ番組でご一緒させていただいた北本アナ⬆︎)

 

 

 

この雨竜川の氾濫は

警戒レベル5に相当する危険な状況で

周辺住民には避難指示が出されている模様。

 

 

 

みなさんが

無事でいてくれることを

ただただ祈るばかりです。

 

 

 

今日、このニュースを耳にしたとき

「耐性の窓」のことが

ふと思い出されました。

 

 

 

 

 

「耐性の窓(Windows of Tolerance)」

とはアメリカの精神科医である

Dan Siegel博士によって提唱された概念で

 

 

National Institute for the Clinical Application of

Behavioral Medicineのサイトでは

以下のように説明されています。

 

 

The window of tolerance is a concept originally developed by Dr. Dan Siegel, MD to describe the optimal zone of “arousal” for a person to function in everyday life. When a person is operating within this zone or window, they can effectively manage and cope with their emotions.

For clients who have experienced trauma, it is often difficult to regulate emotions and the zone of arousal where they can function effectively becomes quite narrow.

 

(「耐性の窓」は、Dan Siegel博士が最初に提唱した概念で、人が日常生活を送る上で最適な「覚醒」状態の範囲のことを言います。この範囲や窓の枠内で活動していれば、人は自身の感情をうまく扱ったり対処したりすることができます。トラウマを抱えたクライエントにとっては感情を調整することが難しく、うまく自身が機能できる覚醒状態の範囲はかなり狭くなっています。)

 

 

 

平たく言えば

それぞれの人が持っている

感情やストレスへの

許容範囲(幅)のこと。

 

 

 

川が許容できる水量は決まっていて

それを超えてしまうと

川幅から溢れ出てしまって

周辺に被害が及ぼされるように

 

 

 

 

私たちが

感情やストレスを許容できる範囲にも

限界があって

 

 

それを超えてしまうと

キャパオーバーになって

溢れ出てしまい

 

 

呑み込まれてしまうほどの

強い不安や怒りなどを感じたり

 

 

無力感や何も感じない、

動くこともままらない

…といったような状態に陥ったりして

 

 

感情やストレスを

うまく扱えなかったり

対処しきれなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

ただ、河川とは異なって

私たちの「耐性の窓」

つまり感情やストレスへの許容範囲は

意図的に広げていくことが可能です。

 

 

 

Somatic Experiencing®︎をはじめとする

身体志向的なアプローチや

AEDP™️セラピーのような

体験を重視するアプローチでは

 

 

セラピストが

クライエントと一緒になって

感情や身体感覚を

「協働調整」していくことで

 

 

クライエントの

「耐性の窓」を広げていくのを

サポートしていきます。

 

 

 

 

 

感情に呑み込まれたり

ストレスがかかったりしたときに

自身に対するコントロール感を失いがち

 

 

…と感じているのであれば

 

 

もしかすると

「耐性の窓」の領域が狭いがゆえに

そこにエネルギーがおさまりきれず

氾濫を起こしているのかも知れません。

 

 

 

セラピスト/カウンセラーと一緒に

感情や身体の感覚を

協働調整していくことをとおして

 

 

感情やストレスの許容範囲

つまり「耐性の窓」を広げ

 

 

安定した精神状態を構築することで

心穏やかな生活を送っていきませんか?

 

 

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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