時代はまわる。昔の非常識は、今の常識。

【vol.1592】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

かれこれ20年ほど前に

私が大学院生だった頃、

 

 

セラピスト／カウンセラーが

個人的な情報や

自分の感情や気持ちなどを含めた

 

 

自己の内面について

クライエントに話す

自己開示はNG

と教わりました。

 

 

 

 

 

セラピー／カウンセリングの時間は

クライエントのためのものなので

「それもそうだな」と思いながらも

 

 

自己開示がなぜダメなのか？

ということについての納得できる

説明はされることなく

 

 

「これは

　セラピー／カウンセリングするときの

　常識ですから！」

 

 

と一方的に植え込まれたという感じ（苦笑）。

 

 

 

なので、長年、

セラピー／カウンセリングにおける

自己開示はNGだと

思い込んできた私にとっては

 

 

AEDP™️セラピーでは

セラピスト／カウンセラーが

戦略のひとつとして

自己開示（self-disclosure）を

積極的にしていくことを

教えられたときは

ものすごい衝撃を受けました。

（もちろん必要に応じてというのが大前提ですが！）

 

 

 

 

『独りで』感情に向き合わないとダメだ」
と思ってしまうその孤独感が
あらゆる精神病理の根源にある。

（『感情を癒す実践メソッド』　花川ゆう子著より）

 

 

 

こういった考えが頭を過ぎるとき

その根底には
「孤独感」が影を潜めて

いるんですよね。

 

 

 

ですから

 

 

「決して、あなたは
　ひとりぼっちじゃないんだよ！」

 

 

というメッセージを伝えて

「孤独感」を和らげることを目的に

自己開示しているのであって

 

 

決して、闇雲に

自分の話をしているワケでは

ありません。

 

 

 

クライエントが体験している

苦悩やつらい感情体験と

似たような経験があるときは

 

 

私の個人的なエピソードを

お伝えすることもありますし

 

 

「あなたのお話を聞いていると

　胸がギュッ締めつけられるような

　苦しさを感じます」

 

「あなたがそんな素晴らしい体験をした
　ということを聞けて
　私も自分のことのように嬉しいです！」

 

 

などと、その時々で

私の内面に湧きあがってくる感情や気持ちを

お伝えすることもあります。

 

 

 

 

 

そうすると

 

 

「こんな風に感じているのは

　自分だけじゃないと思ったら

　ホッとしました」

 

「向先生でさえも
　心揺さぶられるのなら

　私が動揺しても

　おかしな話はないですね」

 

 

といったように

自然と安堵感や心に余裕が出てきたり

 

 

「これって普通のことなんだ！」

と自分の感情や気持ちを

受けとめられるようになったりするなど

変化が生じてきて

 

 

それが物事の捉え方を変化させたり

新しい視点への気づきへと

つながっていくことが多いです。

 

 

 

 

 

20数年前、

私の大学院生時代は

非常識とされてきた

「今の常識」とはまではいかずとも

メジャーになりつつある自己開示。

 

 

 

時代がまわっていけば

昔の非常識が

今の常識にもなり

 

 

昔の常識が

今の非常識にもなり得ます。

 

 

 

私たちの行動や考え方も然り。

 

 

 

時代とともに

アップデートしていかないことには

行き詰まってしまって

 

 

生きづらさを

抱え込んでしまうことに

なりかねません。

 

 

 

そのアップデートを

私と一緒にしていきませんか？