【vol.1549】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
「過去は変えられない。
変えられるのは今と未来だけ。
どうしてセラピストは、みんな、
過去の家族との関係を訊くの?
それが私の現在の悩みを解決するとは
到底思えないし、時間のムダ‼️」
欧米の映画を観ていると
登場人物がイライラしながら
セラピストに向かって
こんなセリフを吐く場面って
まあまあ、よくあります(笑)。
さすがに礼儀正しい日本人は
こういうアグレッシブな反応を
示すことはありませんが
(ただし、ゼロではありません…😅)
その代わりによく耳にするのは
「どこにでもある
普通の家庭で育ちました」
というセリフ。
このセリフが出てきたときこそ
要注意
後になってから
必ずと言って良いほど
心の傷が浮き彫りになってきます。
というのも、これは
「傷を比較」や「過去の理想化」
という自己防衛戦略をもって
心の傷や痛みから
自分を必死に守っている人に多い
セリフだから。
もっと大変な家庭で
育った人がいるのにもかかわらず
「どこにでもある普通の家庭」
で育った自分が不満をもらすだなんて
とんでもない‼️…と
他者との「傷の比較」をして
自分の心の傷や痛みなんかは
大したものじゃない
とすることで
自分の傷や痛みを見ないように
過小評価しているんですよね。
また
「どこにでもある普通の家庭」で育った
と肯定的に思い込むことは
傷や痛みに
向き合わなくてすみますし
親を裏切ったように
感じることもありませんし
自分のことを
世話してくれた家族に対して
感謝を忘れた恩知らずな人間だ
と思わなくてイイ
…というメリットがあります。
育ててもらったことに対する
感謝を持ちながら
批判的に親や家族のことを見ることは
相反することなので
心理的な葛藤を引き起こしやすい。
引き裂かれる思いのはざまで
揺れ動くくらいなら
「どこにでもある普通の家庭」
と理想化してしまった方が
葛藤が生じずに済む
…という意味では楽なのです。
でも
忘れてならないのは
過去につくられた
思考や行動のパターンが
現在の私たちの人生に
大きな影響を及ぼしている
…ということ。
癒されることなく
そのまま放置されてしまっている
未解決の過去の心の傷や痛みは
今もなお存在していて
見えないところで
私たちの人生をコントロールして
さまざまな問題を
もたらしているということに
多くの人は気づいていません。
真の意味で前を向いて
目的地に到達したいのであれば
後ろ=過去&自身の生い立ちにも
目を向けて、理解を深め
誰にも邪魔されることなく
自分の心の傷や痛みを認めて
それらに対する適切なケアを
施していかなければなりません。
自分自身を過去から解放して
幸せで健やかな生き方を
私と一緒に見出していきませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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