【vol.1027】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
昨日から今日にかけて
以前から気になっていた
コチラの本を
読んでいました。
⬇︎⬇︎⬇︎
「メンタライゼーション」
とは
ハンガリー生まれの
イギリス🇬🇧の
精神分析医である
Peter Fonagyが
1990年代に
提唱した
「こころの中に
こころを保持する」
…という概念です。
(Peter Fonagy)
メンタライゼーションは
心理療法の中でも
「精神分析」
と呼ばれる流派から
派生している概念で
(精神分析の父は
かの有名なフロイトです)
この流派は
残念ながら
私の専門外
なので
詳細については
是非とも参考にして
いただきたいのですが、
Fonagyの
著書や論文は
私が
現在進行形で
学んでいる
AEDP
(加速化体験力動療法)
のトレーニングや
書籍、論文でも
頻繁に
引用されるくらい
共通項が
多いんですよね。
そういう意味でも
とても興味深く
この本を読ませて
もらいました。
その中でも
特に私の印象に
残ったのが
私たちは
「葛藤を
抱えられない時代」
に生きているという
著者の指摘。
いまやお金を払って買えるものはインターネットで注文すれば、翌日には手元に届いてしまいます。医学の進歩に伴い、10年前、20年前にはどうしようもなかった病気も克服することができ、美容整形の技術は私たちをいつまでも若くて美しい自分でいることを可能にしつつあります。このような時代に、なぜこころだけが以前のように不確かで、スッキリとしない状況に耐えなければならないでしょうか。
「7日間で心がスッキリする!」
「30日でリセットできる」
といったような
キャッチコピーに
心惹かれてしまう人が
多いのも無理はないと
思いますが、
先行きが不透明で
混沌とした
こういった
時代だからこそ
スッキリとしない
状況に耐えうるだけの
曖昧なものや
不確実なもの、
未解決のものを
受容する力
こそが
幸せに生きていくために
求められていることだったり
するんですよね。
こういった能力は
ネガティブ・ケイパビリティ
(negative capability)
と呼ばれています。
(ネガティブ・ケイパビリティという概念を
提唱したのは心理学者ではなく
詩人のジョン・キーツ)
すぐには
わからないことも
時間をかけて
その正体について
じっくりと
考えてもらって
どう感じるのか?
何が変わるのか?
…を言葉に
してみたときに
新しい発見や
視座が得られて
それが
幸せに生きる
基礎となる
…というのが
セラピーや
カウンセリングの
本質なんです。
そう考えると
「7日間で心がスッキリする!」
「30日でリセットできる」
というキャッチコピーは
まやかしでしかない
と言わざるを得ません。
セラピーや
カウンセリングの
セッションで
効果を得るためには
一定の期間が
必要になってくるのは
そういうワケなんですよね。
辛いとき
苦しいとき
そこから
一分一秒でも
早く逃れたい‼️
と誰しもが
思いますが、
急ぐがあまりに
近道をしようとしたら
それが結果的に
時間的にも金銭的にも
労力的にも遠回りに
なってしまうことは
少なくありません。
急がば回れ。
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください
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