【vol.1401】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、こんな記事を読んで
ビックリしてしまいました。
私もお酒が好きなので
お酒を飲むこと自体に異論はないのですが
西山茉希さんのお酒の「飲み方」は
ちょっと心配になってしまいました。
お酒を飲むことで陽気になって
イライラなどの不快な感情がなくなるのは
ドーパミンと呼ばれる
神経伝達物質の分泌が活性化されるからです。
そういう意味では、アルコールが
嫌な感情をブロックする役割を担っている
といってもいいかもしれません。
アルコールを飲んでいると
「耐性」がついてきます。
「耐性」とは
「お酒に強くなる」状態で
同じ効果を得るために
飲酒量が徐々に増えていくこと。
嫌な感情は
誰にとっても不快なものなので
感じたくない/ブロックしたいと思うのは
不自然なことではありませんが
その手段をアルコールに頼ってしまうと
耐性がついていって
酒量は徐々に増えていき
気づいたときには
アルコール依存になってしまってた‼️
…というケースは少なくありません。
心配なのはそれだけじゃありません。
お子さんのことも気がかりです。
9歳のお嬢さんに
「コールされ、つぶされた」
とネタとして話されていますが
9歳と6歳のお嬢さんたちは
セルフケアができない
まだ大人の保護やケアが必要な年齢です。
そんな彼女たちをよそに
意識を失ってしまっていることが
頻繁に起こるようでしたら
保護者としての責務を果たせていない
「ネグレクト」にあたる
可能性は大きいです。
必要としているときに
親が自分を危険から守ってくれない
必要なケアを与えてくれない
…という状況は
子どもを不安や恐怖にさらします。
そういった不安や恐怖を
なだめてくれる身近な大人が
大抵の場合、親なのですが
その親がつぶれていたら
なだめてくれる人がいなかったら
感情の調整をうまくすることができず
情緒的に不安定になりかねません。
また
親でさえ助けてくれないのだから
他人が助けてくれるはずもない
誰も頼りにすることができない
世の中は安全ではない
…という感覚が
知らず知らず身について
なんでもかんでも
ひとりで抱え込んでしまって
助けを求めることができない人間に
なってしまうかもしれません。
物理的にいたとしても
いざというときに頼れる大人がいない
…ということが
子どもに与える影響は
思いのほか大きいものです。
心の底にある嫌な感情を
アルコールでブロックするのは
一時的には効果的かもしれませんが
本質的な問題の解決を
先送りにしているにすぎません。
専門家の力を借りて
抑え込んでいる嫌な感情を
しっかりと見つめて
それらを
プロセス(調整)する力を
身につけることができれば
アルコールに頼る必要はなくなります。
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