【vol.2472】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
初めてセラピーに
いらっしゃる方の多くが、
こうおっしゃいます。
「話がまとまっていなくて…」
申し訳なさそうに
そうおっしゃる方も少なくありません。
でも、よく考えてみると
これはちょっと不思議なことだと
思いません?
というのも、
もし本当に頭の中が整理されているなら
—出来事も、感情も、意味も、
すべて筋道立てて説明できるなら—
そもそも、
カウンセリングに来る必要は
ないはずですから…。

まとまらないこと。
話すたびに違う場所に着地すること。
急に涙が出てきて、自分でも驚くこと。
予定していなかった記憶がふと顔を出すこと。
それは
整理が足りていない証拠ではありません。
むしろ、それこそが
セラピーで扱うべき”本体”なんですよね!
なぜ、感情は整理されないまま
立ち上がってくるのでしょうか?

過去に十分受けとめきれなかった感情は
決して消えてなくなったわけではなく、
身体のどこかに残ったままになっています。
それは、意識的に思い出そうとして
出てくるものではありません。
たとえば、古い傷が季節の変わり目に
ふと疼き出すことがありますよね?
特に何かをしたわけでもないのに、
ちょっと空気が変わった瞬間に
忘れていた痛みが
またヒョッコリと顔を出す…。
感情も、それによく似ています。
誰かとのやり取りの中で、
当時と似た「空気」に触れたとき
—それは出来事の内容が
似ているというよりも
感情のトーンが似ているときの方が
多いのですが—
ふと、その場面が蘇ってくるのです。
ですが、普段、
私たちは無意識のうちに
こうした感情に蓋をしています。

それは弱さではなく、
日常を回すために必要な仕組み。
ただ、安心できる関係性の中では
その蓋が少しずつ緩んでいって
緩んだ隙間から
下に押し込められていたものが
自然と押し上げられてくるのです。
だから、セラピーという場で
「急に涙が出てきて、自分でも驚いた」
ということが度々起こるのも、
何もおかしなことではありません。
むしろ、それだけ安心して
感情に触れることができている
…という大切なサインでもあります。
「話がまとまっていないから」
そう感じてセラピーへの一歩を
躊躇っているまっている方がいたら、
是非、お伝えしたいことがあります。
セラピーは
整理してから話す場所ではありません。
むしろ、整理されていないものを
セラピストと一緒に扱う場所です。
まとまっていないままの感情に
一度触れてみませんか?

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