私たちが日々の働き方で感じている
“こころの疲れ”は
社会全体の損失にもつながっています。
働く人が大切にされる組織づくりは
もはや「感情論」では語れない時代です。
【vol.2332】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
こんなニュースが
話題になっていたのを
ご存知でしたか?
【こころの不調で年7兆円経済損失】
欠勤や生産性低下、相談の輪が必須にhttps://t.co/pZqtcTyQV5 pic.twitter.com/hJwe5DTfsa— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) December 7, 2025
7兆円という数字は衝撃的ですが
これは“遠い世界の話”ではなく
私たちの日々の職場で
積み重なっている現実です。
朝起きるのが重い。
集中力が続かず、作業に倍の時間がかかる。
会議後にぐったりして家では何もできない─。
こうした小さな“こころの疲弊”は
本人の努力不足ではなく
その背後にある
働き方の仕組みや社会構造の影響を
受けていることが少なくありません。

それにもかかわらず
日本の企業や行政の多くは
長く「いかに人件費を抑えるか」を
最優先にしてきました。
働く人が“コスト”として扱われ
メンタルヘルスへの投資は
後回しになりがちです。
しかし本来、
人を大切に扱うことこそが
生産性向上の
もっとも確かな道なんですよね。
安心して働ける環境が整えば
企業へのロイヤルティ
(信頼・貢献意欲)は高まり
離職率は下がり
組織の基盤は強くなるもの。
こうした視点を持つ
経営者や行政の指導者が
もっと増えてほしい!と
強く願っています。
人を大切にするという
当たり前の姿勢が根づくことこそ
社会全体の健全な成長につながるから。

今日も
行政で働く保健師さん向けに
研修会を行いました。

現場で働く方々は
本当に多くの課題と向き合っています。
制度や組織が
すぐに変わるわけではありませんが
小さな一歩を積み重ねることが
将来の大きな変化の土台になると
実感しています。
私にできることは
決して大きくも多くもありませんが
それでも
現場の声に耳を傾けながら
より良い社会へ向けた働きかけを
続けていきたいと思っています。
企業や社会の成長を本気で望むなら、
“人を大切にする仕組み”としての
メンタルヘルスマネジメントは
避けて通れないテーマ。
とはいえ
組織の中にいると気づきにくいことや
手が回らないこともたくさんある
というのも事実ですし
専門家と一緒に考えることで
見えてくる解決策もあります。

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