ホリデーシーズンになると
胸がざわつく。
その感覚は
決してあなただけではありません。
【vol.2330】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
台湾から戻ってきて、はじめての週末。
街中は賑わっていて
アチコチから
クリスマスソングが流れ
楽しそうに行き交う
家族連れやカップルが
多いことに気づきました。
そんな風景を眺めながら
歩いていると
ふと胸の奥が
ザワザワするのを感じました。

去年の今頃は
母の葬儀が終わったばかり。
街のきらびやかなムードに
自分の気持ちが
まったく追いつかなかった時期でした。
そして今年は今年で
父の癌─
それもステージ4という診断を
冷静に受けとめていたつもりでしたが
動揺している自分がいることに
気づかされた次第です。
もちろん
この街の明るさが
悪いわけではありません。
むしろ
温かい雰囲気に救われる人だって
たくさんいるはずです。
でもその一方で
周りが楽しそうにしている
季節だからこそ
自分の胸の内側にある
「静かな痛み」や「揺れ」が
余計に際立ってしまうんですよね。
「あぁ、私はいま、この雰囲気を
素直に喜べる状態じゃないんだなぁ」

─イルミネーションを眺めながら、
そんな自分がいることに気づきました。
季節の明るさが
浮かび上がらせる痛み
アメリカでは
サンクスギビングから
クリスマスにかけてのこの時期
家族や友人とのつながりが
いつも以上に強調されるせいか
むしろ自殺率が高まる
…という報告さえあります。
華やかな季節だからこそ
「みんな楽しそうなのに、自分だけ違う」
そんな“ズレ”に
心が大きく揺さぶられることがあるのです。
お祝いムードだからといって
その波に無理に乗る必要なんて
どこにもありません。
乗れないときは、乗らなくていい。
むしろ、いまの自分の気持ちに
しっかりと寄り添うことのほうが
ずっと健やかで、やさしい。

お祝いの季節に違和感を覚える人は
想像している以上にたくさんいるもの。
だから
「私だけ変なのかな」と思わなくて
大丈夫です!
かく言う私も
「素直に楽しめないのも無理もない」
と確認しながら歩いていました。
周りの光に合わせる必要はありません。
とは言え
苦しくなったときには
その思いを吐露することで
自分の内側にスペース(余白)を
つくってあげませんか?

こんなときだからこそ
誰かと気持ちを分かち合うことが
力になります。

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