
他人を幸せにしたい——。
その優しさの裏で
自分の幸せを置き去りにしてしまう
セラピストは少なくありません。
“心の燈”を絶やさずに
他者と向き合い続けるために
大切なことを綴りました。
【vol.2278】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
私が最近ドハマりしている
Netflix『暴君のシェフ』も
残すところあと2話となりました!
Netflixシリーズ『暴君のシェフ』
イム・ユナ、イ・チェミン 出演。
8月23日独占配信スタート。#暴君のシェフ pic.twitter.com/vOJdfqzL04
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) August 4, 2025
昨日観た第9話では
拒食症になった中国の火夫が
ジヨンのつくったごった煮の参鶏湯を食べて
涙を流す場面がありました。
そして、彼はこう言います。
「自身と他人を幸せにする火夫こそ、
真の君子だ」
この言葉が
私の胸に深く刺さりました。
“他人を幸せにすること”に
一生懸命になるあまり
自分を幸せにすることを
後回しにしてしまう——
それは、セラピストにもよくあることだから。
クライエントを支えたいという想いは
とても尊いものです。
けれどその想いが強すぎると
「助けられなければ自分の存在価値がない」
と感じてしまうことがあります。
私自身にも
そんな時期がありました。
「クライエントのため」と言いながら
実は“自分がいいセラピストでいたい”という
自尊心を守るために頑張っていたのだと思います。
他人の痛みを感じることは美しいこと。
でも、その優しさが深すぎると
自分の中の“温かさ”を
見失ってしまうことがあります。
共感の炎が、気づかぬうちに
“燃え尽きる火”へと変わってしまう——
そんな瞬間です。
火夫が再びスプーンを持てたのは
完璧な料理を食べたからではありません。
誰かの想いがこもった料理を通して
「自分の命を感じられたから」です。
セラピストも同じ。
他者に温かさを届けるためには
まず自分の中の温かさと
つながっていることが欠かせません。
だからこそ、しっかり休むこと、
好きな人と過ごすこと、
美味しいものを味わうこと…etc.
それらは甘えではなく
プロとしての責任でもあるのです。
他人を幸せにするために
自分の幸せを大切にする。
それが、私たちが本当の意味で
“心の燈を扱う人”であり続けるための
秘訣なのだと思います。
セラピーを受けるのに
抵抗を抱いているセラピストは
案外多いものです。
でも、
「自分を幸せにしたい」と願うことは
弱さではなく、勇気のあらわれ。
そして、その先にこそ
「クライエントの幸せ」があります。
もし、セラピストとして、
もう一歩前進していきたいと
感じているなら——
まずは私と一緒に
“自分を幸せにすること”から
始めてみませんか?
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