
なぜあの頃、
あんなにもブランドバッグが
欲しかったのか…。
思い返すと
自分を守るための
工夫だったことが見えてきました。
【vol.2250】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
私の通勤路でもある某百貨店の
GUCCIのお店の前は
毎日のように通っています。
毎日のように通っているのに
「そう言えば、20代の頃、
GUCCIのバッグも持っていたし、
VUITTONのバッグも持ってたよなぁ」と
ふと、先日、
そんなことを思い出したのです。
今、思い返してみると
20代の頃が一番
ハイブランドのバッグを
持っていたような…。
そんなことを思い出して
ちょっぴり小っ恥ずかしくなりました。
だって、その当時の私は、
ハイブランドの本当の価値を
理解していたわけでもありませんし
当時の身なり格好を考えたら
バッグだけハイブランドって
絶対にアンバランスだったと思うから。
でも、あの頃、
ハイブランドのバッグが
どうしても欲しかったのは
きっと、欠けていた自信を
少しでも補いたいと
思っていたからだと思うんですよね。
「これを持っていれば
なんとなく立派に見えるかもしれない」
そんな感覚で
手にしていたように思います。
振り返れば、それは
まるで自分の不安を隠すための
「鎧」のようでした。
当時の私は
まだ自分という存在に
自信を持ちきれずにいました。
人からどう見られるかに敏感で
外側のものに頼ることで
安心したかったのだと思います。
でも、それは
決して悪いことではありません。
その時期に
この「鎧」があったからこそ
不安な自分も外に出て
人と関わることができたのです。
ハイブランドのバッグという鎧は
当時の私なりの
大切な工夫だったのだと思います。
あの頃の自分を
少し小っ恥ずかしく思う気持ちは
ある意味では「成長の証」。
というのも
今の私は
ハイブランドのバッグを持っていなくても
「このままの自分で大丈夫」と思えるから。
自分を支えてくれるのは
外側のラベルではなく、
経験や人とのつながり
そして自分自身を受けとめられる力であり
「素の自分」で
生きられるようになったからこそ
鎧を手放せるようになったのだと思います。
セラピーもまた
そんな「鎧を手放していくプロセス」を
支える場です。
自分を守るために必要だったものを
否定せずに受けとめながら
安心できる関係の中で
少しずつ素の自分を取り戻していく――
その過程には深い癒しと成長が宿ります。
もし今、
あなたが「鎧がないと不安」と感じているなら
その気持ちはとても自然なこと。
ただ、その重たい鎧を
ひとりで背負い続ける必要はありません。
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