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日本に足りない“NOの練習”|『彼女はNOの翼を持っている』を読んで考えたこと

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「NO」と言うことは

わがままなんかじゃない。

 

 

それは、自分を守るための力であり

人権の土台でもあるのです。

 

 

 

【vol.2177】

 

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

外に出る気も失せるほど暑さ。

 

 

 

今日は北海道でも

今年初の猛暑日だったそうです。

 

 

 

 

 

オフィスが定休日の今日は

自宅に引きこもることを決めました。

 

 

 

そんな日曜日

ネットで見かけたこの漫画が気になって

ダウンロードして読んでしまいました。

 

 

 

 

 

 

何気に気になって

ダウンロードしたつもりが

読み進めるうちに

いろんな意味で胸を打たれてしまって…。

 

 

 

何度も

「これは、多くの人に読まれてほしい!」

と思わずにはいられませんでした。

 

 

 

 

「NO」と言うことの難しさは

個人の問題じゃない

 

 

 

物語の中で描かれているのは

「嫌だ」と言うことの難しさ。

 

 

 

 

 

 

そして

そのひと言を口にするまでの心の葛藤と

それを受けとめる周囲のまなざしです。

 

 

 

日本の学校教育では

「和を乱さないこと」や「協調性」が

重んじられる一方で

 

 

「NOと言う練習」は

ほとんどなされていませんよね。

 

 

 

そのため

「嫌なことを嫌と言えない」まま

大人になる人も多くいます。

 

 

 

でも、それは決して“個人の弱さ”ではなく

社会の構造的な問題なのだと

私は思っています。

 

 

 

 

“わがまま”ではなく

“自分を守る力”

 

 

 

セラピーの場面でも

自分の気持ちを言葉にすることの難しさをに

直面する場面は多々あります。

 

 

 

「これを言ったら、嫌われるかも」

「わがままだと思われるかもしれない」と

自分を抑えてしまう。

 

 

 

それが積み重なると

やがて身体や心に不調があらわれることも

少なくありません。

 

 

 

「NO」と言うことは

相手を拒絶するためではなく、

自分の輪郭を守るためのもの。

 

 

 

 

 

 

そしてそれは

「人権」の土台でもあります。

 

 

 

この感覚が社会にもう少し広がれば

もっと生きやすくなる人が

増えるのではないんでしょうか。

 

 

 

 

「NO」と言える社会は

もっと生きやすい

 

 

 

『彼女はNOの翼を持っている』は

そんな“自分を守る力”を

やさしく、そして、力強く描いた一冊。

 

 

 

心に小さな違和感を抱えている人に

ぜひ、手に取って欲しい作品です。

 

 

 

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