
人間関係がこじれる理由には
実は“無意識の心のクセ”が
影響していることがあります。
幼い頃に身についた「テンプレート」が
大人になってからの人間関係にも
影響しているかもしれません。
【vol.2133】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
友人や恋愛関係、
職場での人間関係などで…
「またか…」
「どうして、いつもこうなるんだろう?」
と思ったことってありませんか?
気遣っているつもりなのに
距離を置かれてしまったり
頑張って近づこうとしても
ちょっとしたことで
「嫌われたかも…」と感じて
自ら引いてしまったり…。
そして
「こんな性格だからダメなんだ」
と自分を責めてしまう。
そんな方は、決して少なくありません。
でも、こういった対人関係で繰り返される
パターンの背景には
実は
内的作業モデル
(Internal Working Model)という
とても大切な心理的概念があります。
内的作業モデルとは
私たちが人と関わるときに
無意識のうちに使っている
「テンプレート」のようなもの。
このテンプレートは幼い頃の人間関係、
特に養育者との関わり合いの中で
自然に形づくられていきます。
たとえば…
✔️ 泣いても誰も来てくれなかった
✔️ 「イイ子」にしてないと両親が不機嫌になった
✔️ 助けを求めると「面倒臭い」と言われた
こうした体験が
日常生活の中で繰り返されると
「自分は迷惑な存在だ」
「人は信用できない」
「どうせ傷つくくらいなら
最初から期待しないほうがマシ」
といったような無意識の信念が
心の奥に根づいていくのです。
どうして、大人になっても
影響するの?
私たちの脳は
「過去の経験」に基づいて
「未来を予測」するようにできています。
だから
新しい人に出会ったとしても
その人を“その人自身”と見る前に
これまでの記憶をなぞって
無意識に反応をしてしまうんですよね。
「きっとこの人も、いつか自分を見捨てる」
「期待しちゃいけない」
こうした反応は
もともとは幼い頃の自分が
自分を守るために身につけた
大切な“防衛の知恵”だったのかもしれませんが
気づかないうちに
“同じような結末”を
自ら引き寄せてしまっていることも
あるのです。
答えは、YES!
ある意味、
それが私たちの大切な仕事です。
安全な関係の中で
「わかってもらえた」「受けとめてもらえた」
という体験を少しずつ積み重ねていくことで
「こうしても、大丈夫なんだ!」
という感覚が少しずつ育まれていきます。
私たちの「テンプレート」は
一生変わらないものではありません。
“あたたかい関係性”を通じて
新しい内的作業モデルが生まれていく可能性は
誰にでもあるのです。
セラピーは
パソコンのOSをアップデートするように
心のテンプレートを
「新しいバージョン」に
書き換えていくための場です。
その中でも、私が取り入れている
AEDP®︎というアプローチでは
安心・共感・つながりの中で
抑え込んできた感情に少しずつ触れながら
人間関係の「新しい在り方」にも
出会っていきます。
つらかった過去をただ語るだけではなく
今ここで“安心して感じられる”
そして“受けとめてもらえる”体験を通して
人間関係のテンプレートを書き換えていくーー
それが、AEDPの特徴のひとつです。
もし、あなたが
「人との関係に疲れてしまった」
「自分の人間関係のパターンを変えたい」
と感じているなら…
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