
【vol.2090】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
今日の午前中は
STVの新入社員を対象に
メンタルヘルスに関する研修の
講師を務めさせてもらいました。
スーツが板についていない
初々しさを感じさせる
若者たちを前にしたら
彼らと同じ年齢の頃の自分が
思い出されました。
カナダから帰国して
地元の大学院に進学したのが
24歳のときのこと。
大学院の同期は10人で
私を含めて2人以外は
社会人経験のある
30代以上の人ばかりでした。
かれこれ25年前になるその当時は
今とは異なって
留学の経験がある人は少数派だったので
留学帰りというだけで
浮いてしまう感じがあっただけでなく
若さや社会人経験がないというだけで
「あなたは
人生の苦労を知らないから
人の気持ちはわからない」
と遠回しに言われることも
しばしばだったんですよね。
若かったり
社会人経験がなかったのは
紛れもない事実だったので
反論ができなかったのですが
その一方で心の内では
「どうしてそんな風に
一方的に決めつけられるのだろう?」
とも思ってました。
ただ、その当時の日本は
出る杭は“徹底的に”打たれる
という雰囲気があったので
自身の率直な気持ちを
口にすることはできませんでした。
でも、今となって
当時を振り返ってみると
そのときの自分に
伝えたいことがあるんですよね。
そんな人たちの言うことを
真に受ける必要はない。
あなたが頑張ってきたことや
留学先での苦労は
他ならぬあなたが
一番よく知っているのだから
正々堂々と
胸を張っていたらイイよ!
当時は
声を上げることが
できなかったけれども
あのときの自分が
静かにじっと耐えてくれたからこそ
こうやって今の私が
自由に語れるようになったのも
紛れもない事実。
こうやって
過去の自分に言葉を届けることは
セラピーの中でも
大切なプロセスのひとつだったりします。
「あのときには言えなかったことを
今の自分が言ってあげる」
「当時の自分の気持ちを
他ならぬ自分が受けとめる」
そうすることで
置き去りになっていた感情が
少しずつ癒されていきます。
自分に言葉を届ける作業は
癒しにつながる
大切なプロセスですが
それをひとりで抱えるには
苦しさが伴うことも…。
だからこそ
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