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映画『教皇選挙』が問いかけるもの――理想と人間らしさ

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【vol.2088】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

ようやく札幌に戻ってきました。

 

 

 

 

 

ホテルを出てから

自宅に到着するまでにかかった時間を

計算してみたら…

 

 

約24時間!

 

 

 

まあまあですよね(苦笑)。

 

 

 

ただただ座っているのも

まあまあ疲れるものですが

 

 

今は自宅に戻ってきて

愛猫の顔を見ることができて

ホッとしています。

 

 

 

NYから東京へのフライト時間は

約14時間とかなり長いのですが

 

 

帰りの飛行機では

今、日本で上映されていて

友人/知人たちの間でも話題になっている

教皇選挙』という映画を観ました。

 

 

 

 

カトリック教会の最高指導者である

ローマ教皇を決める選挙のプロセスが

この映画のテーマなんですが

 

 

カトリック教会がめざす

「神の愛に基づいた人類の救いの平和」

には程遠く

 

 

熾烈な権力争い(パワーゲーム)が

繰り広げられるという展開に

ハラハラドキドキ。

 

 

 

教皇選挙は

外部からの介入や影響を

徹底的に遮断しているそうなので

 

 

実際のところどうなのか?

…ということは

全くわからないんですけどね。

 

 

 

でも

この映画を観ていて思ったのは

 

 

「愛」とか「平和」とか

崇高な理想を目指す聖職者たちでさえも

 

 

権力や社会的地位、名声を前にしては

その心が静かに、でも確かに揺らぎ、

 

 

ただの人間のとしての不完全さが

露呈するものなのだなぁ…と。

 

 

 

我々は理想に仕える身であって
理想そのものではない

 

 

という劇中のセリフには

特にグッとくるものがありました。

 

 

 

 

 

どんなに崇高な理想を目指しても

生身の人間である以上

不完全な存在であり

 

 

いつも

理想どおりでいられるわけじゃない。

 

 

 

というのも

これはセラピスト・カウンセラーとしての

スタンスに通じるものがあると思ったから。

 

 

 

理想を語ることと

理想に生きることのあいだ。

 

 

 

それは

セラピスト/カウンセラーとして

誰かに寄り添うときにも

 

 

いつも私の中で問い直されている

大事なテーマでもあります。

 

 

 

完璧ではない私たちが

それでも誰かのそばにいようとする

営みの中にこそ

希望が宿るのかもしれない。

 

 

 

そんなこと思いながら

私自身もまた不完全さを抱えつつ

それでも理想に向かって歩み続けていきたい

と改めて思った次第です。

 

 

 

後になってから

ジワジワと沁み入ってくるものがある

『教皇選挙』、

オススメしたい映画です。

 

 

(セットや衣装も素晴らしいですよ!)

 

 

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