【vol.1984】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
昨日、とあるSNSを眺めていたら
「これ、あり得ないわー」
という投稿を見かけました。
投稿そのものをアップすると
個人攻撃になり得るので
そうすることは控えますが
何があり得ないと思ったか?というと
カウンセラーが
「今日のカウンセリングであった
嬉しいこと」
として
その日にあった
クライエントのやり取りを
SNSに投稿していたんですよね。
嬉しかったことや
うまくいったことを
言いたくなる気持ちは
わからなくもないのですが
それをSNSに投稿するのは
「誰にとっての利益なのか?」
ということを考えたら
明らかにそれはカウンセラーのもの。
守秘義務のことも然り。
どちらの方向を見て
カウンセリングしてるんだろう?
と疑問に思わざるを得ませんでした。
もうひとつ
私がこれってどうなのかな?
と思った点は
母と娘が別々に
そのカウンセラーのセッションを
受けているようなのですが
年明けからは
父もそのカウンセラーのセッションを
別に受けることを希望しているらしく
家族全体の
メンタルサポートができることが嬉しい!
と喜んでいたこと。
家族療法というアプローチのように
家族が一同に会して
セラピーを受けるのなら
セラピーで何が話されたか?
ということが誰にとっても明らかで
透明性が担保されていますが
家族が別々に
しかも同じカウンセラーに
セッションを受けていたら
別の家族が
このカウンセラーに自分のことを
「何て言ってるのか?」
「どう思っているのか?」
ということが
気になってしまって
自身の心の内を安全に話すのが
一気に難しくなってしまいます。
それは
クライエントの利益には
ならないものです。
また
セラピスト/カウンセラーは
クライエントの一番の理解者
である必要がありますが
例えば
母と娘の間で何か葛藤を生じたとき
どちらも
自分のクライエントであったら
セラピスト/カウンセラーは
母と娘の板挟みになってしまい
難しい立ち位置に
置かれることになります。
これって
誰のためにもならないということは
セラピスト/カウンセラーとしては
容易に想像できること。
そういう理由もあって
私はどんなにお願いされても
家族のメンバーの
別個のカウンセリングは
丁重にお断りしていますし
私だけじゃなく
分別のある
セラピスト/カウンセラーなら
同様の理由でお断りすると思います。
クライエントが増えたら
それだけ自分の収入が増えるので
そういった落とし穴を考えることなく
引き受けてしまう
セラピスト/カウンセラーもいますが
そういう人たちは
クライエントの方ではなく
「自分」の方を見て
仕事をしているんでしょう。
そのセラピスト/カウンセラーは
どの方向を見て仕事をしてますか?
セラピスト/カウンセラーを選ぶ際には
自身にそう問うてみてください!
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