感情を扱えなかった原点

【vol.1958】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

昨日のブログにも書いたとおり

お薬の力（睡眠導入剤）の力を借りたおかげで

久しぶりにグッスリ眠ることができ

朝もスッキリ起きることができました！

 

 

 

 

 

なので朝から実家に赴いて

実家で1日を過ごしています。

 

 

 

今日は

札幌市内に住む母の姉と

小樽に住む母の妹が

母に会いに実家に来てくれました。

 

 

 

先日のブログで

私の母が感情を苦手としており

母とは感情的なつながりを

持つことができなかった

 

 

…ということを

お話させてもらいましたが

 

 

今日、実感を訪れた伯母たちと

しばらく話をしていて

 

 

なぜ母が

そういった人間になったのかを

はじめて理解することが

できたような気がしました。

 

 

 

というのも

伯母曰く

同居していた母の祖父母は

（私からすると曽祖父母）

ふたりとも気性が非常に荒い人間で

 

 

とにかく

いつも言い争っては

互いを罵っていたらしいんですよね。

 

 

 

 

 

伯母も

「本っ当に家にいたくなかった！」

と「っ」が入るほど

ものすごく険悪な雰囲気だったそう。

 

 

 

そんな環境にいたら

自分の安全を確保したり

自身を守ったりするために

 

 

無力な子どもは

感情を押し殺すくらいしか

できないですもんね〜。

 

 

 

また、そんな様子を

身近なところで目の当たりにしていたら

 

 

感情の受けとめ方やなだめ方、

扱い方を身につけるどころか

「感情は厄介なもの」

と捉えてしまうのも当然のこと。

 

 

 

そうやって母は

どんどん感情から

遠ざかっていったんだなぁ

…と思いました。

 

 

 

 

 

幼い母にしたら

そういった環境を生き延びるために

そうする他なかったんでしょう。

 

 

 

母が自身の感情とつながり

私たち子どもと

あたたかな感情的なつながりを

築くことができなかったのには

 

 

れっきとした理由があり

致し方なかったことなのだと

 

 

今になって

はじめて理解することができました。

 

 

 

こうやって問題が

脈々と次の世代へと受け継がれていくことは

「世代間連鎖」といいます。

 

 

 

私自身、かなり早いうちから

子どもを持たない…という選択を

真剣に考えていました。

 

 

 

亡き母曰く

 

 

「中学生の頃から

　お姉ちゃん（私のこと）は

　結婚もしないし

　子どもも産まないって言ってたよね」

 

 

…と。

 

 

 

そんな早くから

そう言っていた記憶はないのですが

少なくとも高校生くらいの頃には

間違いなくそう思っていました。

 

 

 

昔から一貫して

子どもにあたたかく接する自信が

私には全くなくて

 

 

むしろ

ちょっとしたことでキレたりして

子どもを不用意に傷つけてしまうことを

恐れていたんですよね。

 

 

 

ですから

「世代間連鎖を断つ」という意味では

その選択は正しかったと思っていますが

 

 

 

 

母が育った環境をもっと知っていれば

別の選択肢が生まれたかも知れないな

…とも思ったり。

 

 

 

今となっては、後の祭ですけどね。

 

 

 

でも、今日、伯母から話を聞けて

母が感情に触れるのを苦手としていたのは

母のせいでも私のせいでもないことがわかって

ちょっとホッとしている自分もいます。

 

 

 

こんな風に

親が生まれ育った環境や

ルーツを知るということが

癒しを促進させてくれる場合があります。

 

 

 

セラピー／カウンセリングで

今抱えている問題とは

一見関係ないように思える

 

 

過去や親子関係を扱うのには

そういった意味があるんですよね。

 

 

 

今一度、

親子関係や自分の原点を

改めて見つめ直すことによって

自身の癒しへとつなげていきませんか？