【vol.1955】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
今日も午前中から夕方まで
入院している
母の付き添いをしてきました。
何をできるわけでもなく
「そこにいる」しかできないので
日増しに意識が遠のいて
ベッドに横たわっているしかできない
母の手を握りしめながら
これまでのことを
ひとり振り返ったりしています。
その過程の中で
ふと思ったことがありました。
今となっては
AEDP™️セラピーをはじめとする
「感情」にフォーカスをするセラピーを
主軸にしている私ですが
かつては
私自身が感情に触れるのが
大の苦手だったなぁ…と。
これは紛れもなく
母からの影響を受けてのことでした。
子どもの頃から
母は感情にも身体的にも
触れあうということを
苦手としている人でした。
私がメソメソしていたりすると
母自身がどうしてイイか分からずに
困っていたのでしょう。
「どうしたの?何があったの?」
と訊いたりして
なぜ私がメソメソしているのかを
知ろうとするどころか
「メソメソしたってどうしようもない/
問題は解決しない!」
と斬り捨てて
不機嫌になってしまうのが
私の母でした。
イイことや嬉しいことがあっても
「そうやって浮かれていると
嫌味に思われる/
足を引っ張られる」
と母に釘を刺されるので
ポジティブな感情も
共有することができなかったという…。
そんな日々の連続で
知らず知らずのうちに
感情に触れることが苦手と感じるように
なってしまっていたように思います。
でも
今となって思うのは
母との関係性において
そういった感情的なつながりが
欠けていたからこそ
誰かと感情のレベルで
深くつながることへの強い希求が
私の中で生まれて
それが
私を感情にフォーカスを当てる
セラピーを学ぶ道へと誘いでくれたように
今更ながらにも思ったり…。
気持ちに寄り添ってもらって
あたたかさを感じられるような
母娘関係でなかったことに
ある種の恨みつらみを
募らせていた時期もありましたが
それが
今の私をつくってくれているのだ
と思ったら
これまでのわだかまりを
気持ちよく手放せそうだと思った次第です。
逆説的かも知れませんが
「感情の大切さ」を教えてくれたのは
感情を表現することがなかった私の母。
「それが母から私への
最大の贈り物(ギフト)だったのかも」
…とベッドサイドで母の手を握りしめながら
そんなことを思っていました。
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