何が好きなのか、何をしたいのかわからない…の背景にあるもの

【vol.1780】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

先日、地下鉄を待っていたとき

私の近くに若いお母さんと

3歳くらいの女の子が立っていました。

 

 

 

お母さんの片方の手は

女の子の手をつないでいるものの

 

 

もう一方の手は

スマホで塞がれていて

お母さんはスマホに釘づけに…。

 

 

 

 

 

女の子は一生懸命

お母さんに話しかけていますが

お母さんはスマホから目を離すことなく

「はい、はい」と空返事を繰り返すのみ。

 

 

 

そんな感じだったので

お母さんの気をひこうとした女の子の声が

自然と少しずつ大きくなっていったのですが

 

 

女の子は「うるさい！」と

お母さんに叱られてしまいました。

 

 

 

 

 

その女の子は好奇心旺盛な様子で

地下鉄駅のホームで

自分が見聞きしていることを

お母さんに伝えたり

 

 

不思議に感じたりしたことを

尋ねていただけなのですが

 

 

お母さんはそんな娘に

関心を向けることもなく

 

 

しまいには

「うるさい！」という一言で

ピシャリと女の子の口封じ。

 

 

 

お母さんに叱られて

シュンとしてる女の子の姿を

目の当たりにして

切ない気持ちになりました。

 

 

 

 

 

これがこの親子の

いつものやりとりなのか

 

 

それとも

この場限りの出来事だったのか

ということはわかりませんが

 

 

大人になっても

「自分の好きなことや

　したいことがわからない」

という人の幼少期のエピソードを

伺ってみると

 

 

この女の子のように

自分が感じたことを

ありのままに口にしたら

無視されたり叱られたり

否定されたりすることが多かったので

 

 

言って嫌な思いをするくらいなら

自分の気持ちや感じたことは

最初から言わない方がイイと思って

黙っていた

 

 

…という人が少なくありません。

 

 

 

自分の気持ちや感じたことを

言語化／表現する機会を持てないと

自分の気持ちや感情への

感度が鈍くなってしまいます。

 

 

 

また、自分の気持ちよりも

親や周りの人の気持ちを優先させることで

叱られるのを回避することが

一種の処世術になっていくので

 

 

そうしているうちに

自分の気持ちや感じたことから

どんどんと遠ざかってしまって

 

 

自分のことなのに

自分の好きなことやしたいことが

ますますわからなくなり

 

 

漠然とした不安や虚無感に

悩まされている人も結構います。

 

 

 

 

 

こういった悩みから抜け出すために

必要なことは

 

 

自分自身の気持ちや感じたことを

安全に表現できる場で

言葉にしてみること。

 

 

 

そして

いかなる気持ちや感じたことも

しっかりと

受けとめてもらえることを通して

 

 

「これでイイんだ」

という安心感や安堵感を

積み重ねていくこと。

 

 

 

そうやって少しずつ

他ならぬ自身の気持ちに触れたり

心の声に耳を傾けたりすることが

できるようになったら

 

 

自身の心の声に従って

行動してみるとどんなことが起きるのか？

を好奇心をもって体験してみること。

 

 

 

こういったことを

繰り返していくことで

徐々に自分の好きやしたいことをはじめとする

自身への理解が深まっていくことでしょう。

 

 

 

自分のことなのに

自分がよくわからない。

 

 

 

満たされた感覚がなく

漠然とした不安や虚無感を

抱えながら生きている。

 

 

 

そんなモヤモヤとした悩みから

抜け出したいなら

私と一緒に好奇心を持って

自身の心の声に耳を傾けてみませんか？

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、あの女の子のお母さんも

もっと彼女の心の声に

耳を傾けてくれますように！