【vol.1754】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、経営者会の青年部で
ご一緒しているある経営者の方と
お話しする機会がありました。
その分野でのスキルは高く
仕事はできるけれども
口調がキツくて
他人を馬鹿にするような
態度や言動が目立つ従業員がいて
その人にキツく当たられている
別な従業員が
突然「仕事を辞めたい」と言ってきたそう。
その経営者の方は
もちろん離職してもらいたくないので
「どう対応するのがベストなのか?」
ということで
頭を抱えていたようで
何かヒントが得られるかも?
と思って
私に話をしてくれました。
しばらくの間
その経営者の方の話を
聴いていたんですけど
詳細について調査しないことには
ハッキリとは判断できませんが
経営者の方の話の内容から
総合的に判断するに
ほぼほぼパワハラ案件。
なので、率直に
「それ、立派なパワハラ案件ですよ〜」
と伝えたら
こんな答えが返ってきました。
「辞めたい」と言っている人の方が年上で、
(口調が)キツくて
他人を馬鹿にする発言をする人が
その人よりも年下なんですよ。
この経営者の方が考えているように
「パワハラ」は
上司から部下、先輩から後輩など
役職や職歴などの客観的に
立場的な優位性がある人が
相手に苦痛を与える行為
…と思われがちですが
実は
役職や職歴などに関係なく
同僚間でもパワハラは
認められるんですよね!
ご存じでしたか?
パワハラとは
① 優越的な関係を背景とした言動であって、
② 業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
③ 労働者の就業環境が害されるもの
(身体的・精神的苦痛を与えること)
の3つの要素の全てを満たすものと
定義されています。
今回の場合、
「仕事ができる」
という優位性が背景にあって
他人を馬鹿にするような言動
(人格の否定)によって
会社を「辞めたい」と言ってる人が
精神的苦痛を受けていることを考えると
年下であろうとも
同僚であろうとも
これはパワハラに該当するんですよね。
その旨を経営者の方にお伝えしたら
ビックリされていましたが
むしろ、私は
経営者の方が知らなかったことに
ビックリしました(苦笑)。
経営者が率先して
こういった知識を
アップデートしていくことは
とても大事なことですし
知識したアップデートは
従業員としっかりと共有して
コンセンサスを取ることは
風通しの良い職場づくりに欠かせません。
昨今、
ハラスメントをはじめとする
人間関係の問題で
離職する人が増える一方
採用難で
慢性的な人手不足が続いている
…ということが
多くの経営者の頭を悩ませていますが
こういった悩みを解消するためには
離職の原因となっている
職場のハラスメントや
人間関係の問題の抜本的な対策を
心の専門家の力を借りて
取り組んでいく必要性がある
と感じています。
経営者は
心や人間関係のエキスパートでは
ありません。
そこは専門家にお任せして
経営者のみなさんは
本来の仕事である自社の事業の発展に
専念していきませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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