感情は、コントロールではなく◯◯するもの

【vol.1061】

 

こんにちは！

 

カウンセリングオフィス

プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

セッションを

やっているとき

 

 

クライエントが

 

 

感情を

コントロールする

 

 

 

 

…という

言葉を発するのを

よく耳にしますが

 

 

この

「コントロールする」

という言葉、

 

 

正直なところ

私は

大嫌いです

（ハッキリ言い過ぎ？苦笑）

 

 

 

コントロール

（control）という

英語の言葉には

 

 

・支配する

・取り締まる

・管理する

・抑制する

 

 

といった意味が

含まれていて

 

 

「力で制圧する」

 

 

という

ニュアンスが

大きいんですよ。

 

 

 

 

 

自然の一部である天気を

コントロールすることが

できないのと同じで

 

 

心の中に

わき起こる感情を

 

 

力づくで支配したり

抑制したりすることは

不可能なこと。

 

 

 

なのに

 

 

感情は

コントロール

できるものである

 

 

…という

大前提の下で

 

 

そうしようと試みて

うまくいかないのは

当然のことなのに

 

 

そうできない自分に

ダメ出し

してしまう人

は本当に多い‼️

 

 

 

 

…というのが

私の臨床現場で得た

肌感覚の印象です。

 

 

 

感情というものは

ごくごく自然と

わき上がってくるもの。

 

 

 

そこに

善し悪しの

ジャッジメントは

必要ありません。

 

 

 

ただ

不快な感情が

わき上がって

きたときに

 

 

感情の波に

呑み込まれて

 

 

 

 

自分自身を

見失って

しまったり

 

 

力づくで

コントロール

しようとして

 

 

逆に

コントロール感を

失ってしまったりしては

元も子もありません。

 

 

 

なので

そんなときでも

 

 

自分自身の力で

なんとか

落ち着いた

状態までに

 

 

立て直すことが

できる力

 

 

つまり

 

 

感情と

うまく付き合うための

調整力

を身につけることが

とても重要です。

 

 

 

 

 

セラピー／

カウンセリングで

取り組むことは

 

 

困りごとや

悩みの解決に対して

アドバイス（助言）

することのではなく

 

 

どんなことが

起きようとも

 

 

自分で

自分の気持ちを

立て直すことが

できるだけの

 

 

感情の調整力を

身につけていく

こと。

 

 

 

いろんな

気持ちや感情が

わき上がって

きていることを

 

 

否定や

批難することなく

 

 

シッカリと

受けとめることさえ

できるようになれば

 

 

どんな感情にでも

うまく付き合うことが

できるだけ力が

 

 

少しずつながら

身についていきます。

 

 

 

ただ

これって

 

 

単に

本やインターネットの

記事を読んで

 

 

頭で理解しただけでは

全く身につかないもの。

 

 

 

自分自身の

いかなる感情をも

 

 

否定や批難

されることなく

 

 

他者に

シッカリと

受けとめてもらえる

 

 

…という

体験をもって

 

 

腑に落ちて

はじめて

 

 

身についていくもの

なんですよね〜。

 

 

 

 

 

そういう場と時間を

提供するのが

 

 

セラピーや

カウンセリングの

目的でもあります。

 

 

 

感情は

コントロール

するものではなく

調整するもの。

 

 

 

感情との

上手な付き合い方（調整）

を身につけて

 

 

もっと自由に

自分らしい生き方を

追求してみませんか？