【vol.1490】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
最近、
こんなニュースばっかりで
うんざりしています。
子どもを守る立場にあるはずの人間が
子どもたちや養育者たちを裏切って
自分の欲望を満たすために
子どもたちを利用している
という事実に吐き気がします。
子どもたちが受けた
被害の深刻さや重大さも
さることながら
それが
彼女たちの心やあり方に与える
計り知れない影響を想像するだけで
胸が痛くなります。
…というのも
守ってもらるべき人に
守ってもらえないという体験は
人間関係の基盤となる
他者や世の中全般に対する
「信頼感」を一気に崩壊させてしまい
人間関係を維持したり
親密な関係を築くのに
難しさを感じたりすることで
他者とのトラブルが起きやすく
対人関係の困難を
抱えることが多く
なってしまうから。
セラピー/カウンセリングの効果は
クライエントとセラピスト間の
「信頼感」が大きな要因となりますが
性被害に遭ったこのような子どもたちは
他者に対する「信頼感」が乏しいため
セラピスト/カウンセラーと言えども
彼女たちの信頼感を得られるまでには
相当な時間を要することになります。
実際に
年単位での関わりが
必要なケースも少なくない
というのが現状です。
それを考えると
このような被害を
子どもたちが受けないように
私たち大人が
弱者である子どもたちに
どれだけの安全性を担保していけるのか?
そして
私たちがひとりひとりが
自身の中にある「加害性」に
気づくことの重要性を
真剣に考えていかなければなりません。
子どもに関わる仕事に従事する人に
性犯罪歴がないことを確認するための
「日本版 DBS
(Disclosure and Barring Service)」
の導入が議論されていますが
単に制度や法に頼るだけでなく
私たち大人ひとりひとりが
「子どもの人権」に対する理解を深めて
子どもたちを守るために
各々が積極的に行動していくことが
求められています。
子どもたちを守るためには
私たちの社会に対する
積極的な関与が必要です。
トラウマを抱えながら育つ子どもが
ひとりでも少なくなるよう
私自身も積極的に
行動していきたいと思います。
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