【vol.1463】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
21日の深夜にはじまった
AEDP™️のトレーニングの
2日目も無事に終了。
今回は日本から参加している
3名のセラピストの
演習のサポートをする…という
重要な役目が課せられているのですが
昨晩の演習で3名の方の
とても素晴らしいワークを
アシストさせていただくことができて
ちょっとホッとしているところです。
(明日も演習があるので気は抜けませんが…😅)
今回のトレーニングの講師のBen Liptonは
AEDP™️研究所の上級教員で
彼からはいつもたくさんのことを
学ばせてもらっているのですが
一昨晩のレクチャーでは
“Less is More”
という言葉が響きました。
今年の5月まで
3年がかりで受講していた
Somatic Experiencing®︎(SE™️)を
Benも受講していて
SE™️の創始者である
Peter Levineがよく使うということで
この“Less is More”という言葉を
彼も引用したのですが
(私のSE™️の講師もよく使ってました)
直訳すると
「少ない方が豊かである」
という意味です。
これは
モノを持たないとか、モノを減らす
というミニマリスト的な考えではなくて
最大限の効果を得るために
あえて最小限に絞るということ。
講師のBenが
“Less is More”という言葉をとおして
言わんとしていたことは
セラピストがクライエントに
質問や介入をするときには
あえて
あれこれ説明したりせずに
最低限の声掛けで端的にいった方が
より効果の高いレスポンスを
クライエントから得ることができますよ
…ということ。
セラピー/カウンセリングにおいては
本当にその通りで
クライエントの中に
とても大切な感情体験をしているのに
セラピスト/カウンセラーが
それをあ〜でもない、こ〜でもないと
説明しはじめたりして
言葉が多くなってしまうと
その間にせっかく現れた
大切な感情体験が消失してしまいます。
それはセラピー/カウンセリングの
重要な要素である
感情のプロセス(消化)をする機会を
失うということでもあるんですよね。
というのも
感情体験というものは数十秒、
長くとも2〜3分しか続かないから。
ですから
端的で、かつ、適切な言葉をもって
質問したり対応したりすることで
いかに感情体験を豊か(最大限)にするか?
…はセラピスト/カウンセラーの力量が
如実に現れるところなんです。
少ない言葉で
感情体験をどれだけ豊かなものに
していくことができるのか?
スーパーヴィジョンを受ける際に
自分のクライエントとの
実際のセッション動画を観ていると
まだまだ冗長な対応をしてしまってる私ですが
それぞれのセッションで
最大限の効果をもたらすことができるよう
“Less is More”の更なるブラッシュアップに
努めていきたいと思った次第です。
真夜中のトレーニングは
今晩を含めて、残りあと2日。
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