他人に優しくいられるための意外な一番の近道

【vol.1371】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

今日はオフィスを

終日お休みさせていただいて

 

 

北米ではスタンダードになっている

Emotionally Focused Therapy（EFT）

と呼ばれるカップルセラピーの

トレーニングを受講していました。

 

 

 

 

 

午前中のトレーニングを終えて

お昼休みに入ったとき

一本の電話が入ってきました。

 

 

 

電話はいつも利用している

クリーニング店からのもの。

 

 

 

今年の北海道は雪溶けが早くて

3月中には雪がなくなってしまったので

 

 

4月に入って早々に

コートやダウンジャケットなどの冬物を

クリーニングに出したのですが

クリーニングに出したダウンの

ファスナーの脇が破れているのが判明して

 

 

それを私が知っていたかどうかを

確認するための電話でした。

 

 

 

もちろん

クリーニングに出す前には

破れていませんでしたし

 

 

クリーニングに出したときに

もちろん店員も一緒に確認していて

特に問題はなかったと伝えたところ

相手側も「そうですよね」と…。

 

 

 

実はそのダウンは

去年の11月くらいに購入したばかりで

クリーニングに出すのは今回がはじめて。

 

 

 

最初から長く着ようと思って

それなりの値段の

しっかりしたブランドのものを

購入したこともあって

 

 

 

 

 

こんなニュースが舞い込んできて

正直なところ

かなりのショックを受けたのですが

 

 

その旨をしっかりと先方に伝えて

冷静に、かつ、穏やかに

対応している自分がいることにも

同時にビックリしてしまいました。

 

 

 

というのも

恐らく昔の私だったら

怒り狂っていたでしょうし

 

 

気が動転してしまって

平常心を保つことができずに

午後のトレーニングを受けることすら

ままならなかったと思うから…。

 

 

 

 

 

こんな予想外の出来事に対して

平常心を保つことができるのは

 

 

この5年ほど

集中的にさまざまなトレーニングを

積み重ねていく上で

 

 

自分自身に対するコンパッション

（セルフコンパッション）が

身についてきた成果

 

 

だと実感しています。

 

 

 

 

 

セルフコンパッションの

大切な要素のひとつに

 

 

「共通の人間性

　（Common Humanity)」

 

 

という考え方があります。

 

 

 

「共通の人間性」とは

 

 

人間は過ちをおかすものであり

完璧な人などは存在せず

 

 

人間である以上

不完全であり、失敗したり、

思い通りにいかないことに

遭遇したりするのも当然のこと

 

 

…という考え方。

 

 

 

 

 

そういう考え方が身についていると

 

 

自分が失敗やミスを犯したときに

必要以上に自分を責めたり

落ち込んだりすることもありませんし

 

 

また他者が失敗やミスを犯しても

ちょっとイラッとしたとしても

 

 

「人間、完璧な人はいないし

　思ったとおりに

　いかないこともあるよね」

 

 

…などと

気持ちに余裕を持つことができ

心穏やかでいられるようにもなります。

 

 

 

それが、まさに、

今日クリーニング店から電話をもらって

私が感じたことでした。

 

 

 

そんな風に

気持ちに余裕を持つことが

できるようになるためには

 

 

まずは

不完全な自分

完璧じゃない自分を受け入れて

 

 

そんな自分にも優しさを

しっかりと向けれるようになることが

必要とされます。

 

 

 

そういった

自分自身に対する優しさ

（セルフコンパッション）を

身につけることができてはじめて

 

 

真の意味で

他者に対して優しくできるもの

なんですよね〜。

 

 

 

イライラすることなく

心穏やかにいられて

自分自身にも他者にも

優しくいられる自分に

出会ってみませんか？