「ネガティブな感情」とかけて「明日に架ける橋」と解く。その心は？

【vol.1369】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

私がトレーニングを受けている

AEDP（加速化体験力動療法）では

 

 

ネガティブな感情を見て

それに触れて、感じきる

という一連のプロセスは

 

 

対岸にあるポジティブな体験に

到達するために渡らなければならない

橋のようなもの

 

 

と表現されることがよくあります。

 

 

（NY市のBrooklynとManhattanを結ぶBrooklyn Bridge）

 

 

 

ネガティブな感情というものは

不快な感覚を生み出したり

多大な痛みが伴ったりするので

 

 

そういった不快な感覚や痛みを

感じないようにするために

 

 

多くの人は

感情を無視したり

感情にフタをしたりするなどして

ネガティブな感情を

回避する行動をとりますが

 

 

 

 

逆に

そうしていることで

 

 

ポジティブな体験から

ドンドン遠ざかっていってることに

気づいている人はほとんどいません。

 

 

 

先日のこちらのブログで紹介した

この本でも⬇︎

 

 

 

 

長年、過食症に苦しんできた

著者のグレノン・ドイルが

こう言っています。

 

 

痛みを感じないようにするから苦しみが生まれる。

 

 

 

痛みを感じないようにする…

つまり

ネガティブな感情を見ない、触れない、

そして、感じきらないでいるのは

 

 

橋がかけられていない川の手前で

立ち往生しているようなもの。

 

 

 

 

 

向こう岸に、行きたくても行けない。

身動きがとれない。

だから「苦しみ」が生まれるんですよね。

 

 

 

ネガティブな感情に伴って生じる

不快感や痛みに触れるのは

誰だって嫌なものですし

 

 

触れてみたときに、自分が一体

どうなっちゃうのかわからないので

怖いという気持ちが出てきたり

不安になったりするのも

当然といえば当然のことなのですが

 

 

勇気を出して

しっかりその感情を

最後まで感じきってみると

 

 

安堵感や緊張感からの解放、

楽になった…という感覚など

 

 

それまでは対岸にあった

ポジティブな（感情）体験を

自分自身の心と身体をもって

味わうことができるようになります。

 

 

 

そういったポジティブな体験は

 

 

「感情を感じるというのは

　そう悪いものでもないのかも？」

 

「ネガティブな感情を感じきった先には

　イイ感覚を得られることができるんだ」

 

 

…といったように

自身の感情に対する捉え方や見方に

変化をもたらしてくれ

 

 

「じゃぁ

　もう少し感じてみようかな？」

 

 

…とそれまでしっかりとガッチリと

閉められていた感情のフタを

開けはじめるキッカケとなります。

 

 

 

自分の感情に触れる機会が

少しずつ増えてきて

そんなプロセスの中で得られた

修正的な体験の積み重ねが

 

 

人の変容や成長を促進する

土台をつくってくれます。

 

 

 

 

 

つまり

ネガティブな感情に向き合うことこそが

ポジティブな体験へと橋渡しとなるのです‼️

 

 

 

ただ

自分ひとりで頑張る必要はありません。

 

 

 

誰かに見守られていたら

怖いと思っていたネガティブな感情にも

勇気を出して向き合ってみようと思えてみたり

 

 

サポートをしてもらえることがわかると

少し安心感をもって向き合えることが

可能になったりするもの。

 

 

 

 

 

セラピー／カウンセリングは

 

 

あなたがしっかりとフタをして

目をそらせてきたり、隠してきたり

麻痺させてきたり、無視してきたりした

ネガティブな感情に

 

 

ひとりではなく一緒に向き合って

見たり、触れたり、感じきったりするのを

サポートしていく場と時間です。

 

 

 

ネガティブな感情に向き合って

ポジティブな体験や明日へと続く

橋を一緒に架けていきませんか？