【vol.1356】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
皆さんは
「トラウマ(trauma)」という言葉から
どんな人のことを想像するでしょうか?
多くの人は
戦地から戻ってきた帰還兵や
暴行や犯罪の被害者、
交通事故に遭った人や
自然災害の被災者などが
経験するものがトラウマで
自分とは無縁のものと
捉えていて
「私のように
恵まれている人間が
自分が体験したことを
『トラウマ』だというのは
大袈裟だ」
くらいにしか思えず
自身の傷ついた体験を
矮小化(過小評価)してしまう人は
少なくなくありません。
でも、実際には
コントロールできない
無力感や恐怖感、
身の危険を感じさせるような
感情を圧倒する
脅威的なストレス体験は
すべてトラウマとみなされます。
ですから
誰しもがさまざまなかたちで
トラウマを抱えるリスクを
背負いながら生きていて
トラウマは
あなたにとっても
もちろん、私にとっても
決して他人事ではありませんし
「トラウマだなんて大袈裟な」
「気にしすぎじゃない?」
などと他者から
ジャッジされるようなことでも
ありません。
ですから
「こんな些細なことで悩んでいる
自分はなんて弱い/ダメな人間なのだ」
と自分を責める必要は
全くないんですよね〜。
トラウマのケアは
そうやって自分を責めるのではなく
「そうだね、そんなトラウマがあったら
頭を抱えてしまうのも無理ないよね」
…などと
自分に優しさを向けていくことから
スタートしていきますが
先ほど言及したように
私たちは無意識のうちに
傷つき体験を矮小化
(過小評価)しがちなので
自分がトラウマを抱えている
ということを見落としてしまって
ケアのスタートラインに
立つことすらできないケースも
多々見受けられます。
「じゃあ、どうすればイイの?」
という話になりますが
下記のようなことを
いつも思っているようでしたら
要注意
「そんなこと、誰にでもあること」
「大袈裟にしてはならない」
「もっと注意すべきだったのに…」
「私が気をつけていたら
こんなことにはならなかったのに」
「次は、もっと頑張らないと/
注意しないと!」
…etc.
心の中でこんなことを
常に自分に言い聞かせてたり
周囲の人たちから
こんなことを言われて
胸のモヤモヤが晴れなかったり
しているのなら
心のうちで抱えているトラウマを
見落としている可能性大です!
大惨事の経験だけが
トラウマになるのではありません。
たとえ小さなことだったとしても
それが「自分にとって」
圧倒されるような恐怖や脅威であれば
それはトラウマになり得るのです。
「何かうまくいってない…」
という感覚の背後には
見落とされているトラウマが
あるかもしれません。
トラウマをケアして
人生を前進させていきませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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