「30分だけお時間いただけませんか?」
一見、控えめで
丁寧に聞こえる言葉ですが
その「30分」には
意外と重い意味が
あるのかもしれません。
【vol.2422】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
最近、知らない方から
こんなメッセージを
いただくことがありました。

「少しお話を聞かせてもらえませんか?」
「30分だけお時間いただけたら…」
正直なところ
30分くらいなら
取れない時間ではありません。
でも
そのメッセージを読むたびに
モヤモヤしてしまうんですよね。
「その30分は
いったい誰のための時間なのだろう?」…と。
なぜなら、
話を聞くことも、教えてもらうことも、
本来はタダではないからです。
そこには
✔︎ 長い年月をかけて積み重ねてきた経験
✔︎ 学びに費やしてきた時間
✔︎ 投資してきたお金
✔︎ 専門職として培ってきた技術
が詰まっているのです。
私は心理療法家(セラピスト)として
時間をかけて
人の話を聴く仕事をしています。
「30分だけ」という言葉は
一見控えめで丁寧に
聞こえるかもしれませんが
その30分の中には
その人が何年もかけて
身につけてきた知識や経験が
詰まっています。

それを
面識もない相手が
「少しだけ聞かせてください」と
気軽に言えてしまうとしたら
それは
少し想像力が
足りないのかもしれません。
実は
こういうメッセージの中には
「対人援助職を目指しているので
是非、お話を聞かせてほしい」
と書かれていることもあるんですよね。
でも、もし本当に
対人援助職を志しているのだとしたら
私はなおさら考えてしまいます。
その姿勢で
本当に人を支えられるのだろうか…と。

というのも、
対人援助の仕事では
✔︎ 相手の時間
✔︎ 相手の役割
✔︎ 関係の枠組み
つまりバウンダリー(境界線)を
尊重することがとても大切だから。
セラピーには
✔︎ 時間
✔︎ 料金
✔︎ 場所
という「枠」がありますが
それは堅苦しいルールではなく
人の心を扱うための
大切な土台なんですよね。
その枠があるからこそ
人は安心して
自分の話をすることができるし
セラピストも責任を持って
その時間に
向き合うことができるのです。
だから私は
無料相談を安易に
引き受けることはしていないのです。

それは意地悪でも
冷たいからでもなく
人の話を聴くという営みを
とても大切に思っているから。
そして、それが
相手の時間や役割を
尊重する姿勢だとも思っています。
たかが30分。
されど30分。

その30分の重みを
私は大切にしています。
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