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記憶がつなぐ人と人|母校の同窓会で感じた静かなあたたかさ

人間関係

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昨日は母校の同窓会でした。

 

 

 

久しぶりの再会の中で

思いがけず心がじんわりと温まる

出来事がありました。

 

 

 

【vol.2282】

 

 

 

こんにちは!
カウンセリングオフィス

プログレスむかいゆかです。

 

 

 

期を超えてつながる母校の絆

 

 

 

昨日、母校の同窓会に参加してきました。

 

 

 

 

 

 

地元では

歴史と伝統がある進学校として知られ

卒業期を超えた独特の

ネットワークの強さがある母校。

 

 

 

昨日の同窓会にも

全国各地から約450名の同窓生が

集まりました。

 

 

 

思いがけず母の話に…

 

 

 

そんな同窓会で

久しぶりにある女性の先輩に

会いました。

 

 

 

声をかけたことをきっかけに

思いがけず亡き母の話になりました。

 

 

 

母が亡くなる少し前、

母に付き添っていた父のために…と

豚汁をつくって差し入れたんですよね。

 

 

 

その頃、

母はほとんど何も口にすることが

できなくなってしまったのですが

豚汁を持ってきたと告げると

珍しく「食べたい」と言ったのです。

 

 

 

 

 

 

ひと口食べた瞬間、

母はこう言いました。

 

 

 

「ごぼう、入れなかったでしょ?」

 

 

 

実家の豚汁には

ごぼうが入っていた記憶がなかったので

ごぼうは入れなくてもイイかな?と

入れなかったら

まんまとバレたという…。

 

 

 

「ごぼうを炒めて入れると
いい出汁がでるんだよ」

 

 

 

ずっと何も食べてなくて

味覚も落ちているであろう母から

そんなことを言われるとは

 

 

夢にも思っていなかったので

ビックリしたと同時に

 

 

これは亡き母から

私への遺言だと思って

 

 

これから豚汁を作るときには

必ずごぼうを入れよう!と

そのとき心に誓ったのです。

 

 

 

誰かの記憶の中で生きるということ

 

 

 

そんなエピソードを

Facebookに投稿したら

先輩はそれを

覚えていてくれたんですよね。

 

 

 

「豚汁を作るときは

 向家のことを思い出すのよ。

 ごぼうは入れないとね!って」

 

 

 

先輩がそのエピソードを

覚えてくれていたのも

もちろん嬉しかったのですが

 

 

亡き母に一度も会ったことがない

先輩の心の中で

「母が生きている」と感じられたことが

何よりも嬉しく感じられたのです。

 

 

 

過去と現在をつなぎ直すつながり

 

 

 

母校の同窓会は

単に昔の仲間と再会する場ではなく

 

 

人生のいろんな時期に交わった人たちの

“心の記憶”が思いがけない形で

つながる時間でもあります。

 

 

 

そのつながりの中で

私の中の「母への思い」も

温め直された気がしました。

 

 

 

人とのつながりには

過去と現在をもう一度

つなぎ直してくれる力があります。

 

 

 

母のことを覚えていてくれた先輩に

そして、そんな再会の場を

つくってくれた母校に

静かなあたたかさを感じた夜でした。

 

 

 

(同窓会会場近くの銀杏並木)

 

 

 

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