
札幌の涼しい風にほっとする気持ちと
夏の終わりを寂しく思う気持ち。
相反する感情が同時に存在することは
実は誰にでも起こる自然なことです。
【vol.2237】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
昨日あたりから札幌は
ぐっと涼しくなって、
心地よい風が吹いています。
今週のはじめまで
気温が40℃近くまで上がった
猛暑の名古屋にいた私にとっては
この涼しさがありがたくて仕方ありません。
でもその一方で
夜になると虫の音が聞こえてきて
肌寒さを感じさせる空気に触れると
「もう秋なんだな」と
夏が過ぎ去ってしまったような寂しさも
同時に湧きあがってきます。
心地よさと寂しさという
相反する感情が同時に存在する—
こうした体験は、日常のあちこちにあります。
セラピーをしていると
多くのクライエントが
「矛盾する気持ちが同時にあってはいけない」
と感じている様子を目にします。
安心を感じている自分と
不安を抱えている自分。
好きな気持ちと嫌いな気持ち。
どちらも本当の気持ちなのに
「どちらかに寄せなければならない」と
無意識に考えてしまうのです。
でも、私たちが抱いている感情は
どれも嘘ではありません。
いろんな気持ちが
同時に存在していていいのです。
そのことを認めることは
実は、とても大切なプロセスです。
セラピーの場では
クライエントが自分の中にある
複数の気持ちを
「受けとめる(hold)」ことを
大切にしていきます。
そして、それらを
「抱きしめる(embrace)」ように
大事に扱えるようになると
心の体験はぐっと豊かになっていきます。
相反する気持ちがあっても
それはどちらも自分の一部。
それを大切にできる力が育っていくことこそ
セラピーの大きな役割のひとつだと
私は思っています。
どんな気持ちも、あなたの大切な心の声です。
それを否定せず
大切に抱いていけるよう
そんなサポートを
セラピーを通して届けていきたい。
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