
NHKドラマ『舟を編む』の最終回に
心を揺さぶられました。
「言葉は舟」という
メッセージを受けとりながら
セラピーにおける“言葉の力”について
改めて考えてみました。
【vol.2229】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先週、超絶忙しくて観れていなかった
NHKドラマ『舟を編む』の最終回を
NHKプラスの期限切れギリギリセーフで
無事に観ることができました!
いやー、
胸にグッと響く数々の言葉に
久しぶりに大号泣してしまいました。
特に
ドラマバージョンの『舟を編む』の
主人公だった岸辺みどりのこの言葉に
胸がジーンと熱くなりました。
#舟を編む ドラマ 第10話
岸辺みどり(#池田エライザ )
生きることは変わること
自分もみんなも世界も何もかも
変わることは止められない
それが嬉しい時もあれば 苦しい時もある
その先へ言葉の海に浮かぶ小さな光を集めて伝えて受け止めて誰かと何かと繋がってその先へ 辞書はそのための大切な船だ https://t.co/hnIS1wies9— TVdramaHOLiC (@VdramaC70875) August 20, 2025
――変わることから逃げられない私たちにとって、
言葉は「舟」なのだという表現に
深くうなずいてしまいました。
セラピーの場でも同じです。
言葉を持たない体験は
ただ心や身体の中に渦を巻くだけで
苦しみを増幅させることがあります。
けれど
その体験を少しずつ言葉にしていくことで
自分の内側に輪郭が生まれ
「ああ、私はこう感じていたんだ」と
気づけるようになります。
言葉は体験を整理し
安心して受けとめられる形に変えてくれる。
だからこそ、「語る」ことには
癒しの力があるのです。
さらに、その言葉がセラピストに届き、
受けとめられることで
「わかってもらえた」
という感覚が生まれます。
ひとりで抱えていた重さを
降ろすことができ
誰かと共にいる安心感を
取り戻すことができる。
それは単なる対話以上のものです。
言葉を交わすことによって
クライエントとセラピストが
“人と人”としてつながり
変化の波を一緒に渡っていく。
セラピーの醍醐味は
まさにそこにあるのだと思います。
辞書が「言葉の舟」だとすれば
セラピーもまた「言葉を紡ぐ舟」。
変わり続ける人生の中で
小さな光のような気づきや希望を
言葉にして、受けとめ合う。
その繰り返しが
次の一歩を踏み出す
推進力へと変わっていきます。
私自身も改めて
セラピーにおける“言葉の力”を
大切にしたいと感じた最終回でした。
――セラピーは
言葉を頼りに未来へ進む小さな舟。
そんな場を
これからも大切にしていきたいと思います。
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