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思いやりすぎない勇気|セラピーが教える“長く続く関係”の秘訣

人間関係

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【vol.2215】

 

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

思いやりすぎないことの大切さ

 

 

 

昨日、NHKドラマ

『舟を編む』を観ていたときのこと。

 

 

 

登場人物のひとりが

「思いやりすぎないこと」が

関係を長く続けるために大切だ

…というセリフを口にしました。

 

 

 

その言葉に

思わずうなずいてしまいました。

 

 

 

思いやる——

 

 

 

それは素敵なことです。

 

 

 

けれど、よく考えてみると

「思いやる」というのは

相手がどう感じているかを

 

 

“自分なりに想像する”行為にしか

すぎません。

 

 

 

必ずしも

その想像が相手の実際の気持ちと

一致するとは限らないのです。

 

 

 

だからこそ

自分が感じていることを

ちゃんと言葉にすることが

関係を育てるうえで

 

 

とても大切なのだと

改めて考えさせられました。

 

 

 

セラピーの現場でも

「思いやりすぎ」の落とし穴に

出会うことがあります。

 

 

 

例えばクライエントが

セラピストに気をつかって

本音を言わなかったり

 

 

相手を傷つけないようにと

感情を抑えてしまったりする。

 

 

 

逆に、セラピストが

クライエントを思いやるあまり

踏み込むべき場面で

遠慮してしまうこともあります。

 

 

 

どちらの場合も

一見やさしさのようでいて

実は本当の気持ちが交わされないまま

時間だけが過ぎてしまいます。

 

 

 

大切なのは

推測で終わらせずに「確認すること」。

 

 

 

セラピーでは

「正確な共感(accurate empathy)」

という考え方がありますが

 

 

それは相手の感情を当てることではなく

感じたことを率直に伝え

相手と対話しながら確かめていく

プロセスのことです。

 

 

 

そのやりとりの中で

少しずつ信頼と

安心感が育まれていきます。

 

 

 

思いやりすぎないことは

冷たくすることではありません。

 

 

 

むしろ

相手の自立や主体性を尊重し

誤解や依存を避けながら

関係を長く続けていくための

知恵でもあります。

 

 

 

 

セラピーでも日常でも

「自分が感じていることを言葉にする」ことから

本当のつながりは始まります。

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

 

 

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