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セラピーの中で生まれる修正体験|その「NO」が大切にされたとき

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「嫌だ」と言っても大丈夫な関係性を

体験したことはありますか?

 

 

 

【vol.2203】

 

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

「嫌だ」と言えることの力

 

 

 

セラピーをしていると

ときに「これは失敗だったかな」と

感じることがあります。

 

 

 

ある介入(声掛け)をしたとき

クライエントの表情がふっと曇って

 

 

「どうされましたか?」と尋ねると

「嫌な感じがしました」と返ってくることが

たびたびあるんです。

 

 

 

 

 

それは、セラピストとしては

内心ギクっとする瞬間で

「あぁ、まずかったな」と

落ち込む瞬間でもあります。

 

 

 

でも、そんなとき私は、

そのクライエントが

「嫌だ」と言ってくれたそのことに感謝して

大切に受けとめるようにしています。

 

 

 

以前、そういったやりとりを

スーパーヴィジョンの中で

スーパーヴァイザー(指導者)と

振り返ったときに

こんなふうに言われたことがあります。

 

 

 

 

それは、むしろクライエントにとっては

大切な修正体験になっていると思いますよ

 

 

 

「嫌だ」と言えない人が、「嫌だ」と言えたこと。

 

 

 

そして

その「NO」をセラピストが

しっかりと受けとめて

 

 

介入をやめる

つまりクライエントにとっては

「嫌なこと」をやめるという

選択をしたこと。

 

 

 

それは

「自分の感覚や感情を伝えても

 大丈夫なのだ」

という体験をすると同時に

 

 

自分の「嫌だ」という感覚を

尊重してもらえたと

実感として体験した瞬間だから。

 

 

 

 

 

 

境界線を引けるようになるということ

 

 

 

「嫌だ」と伝えることは

とても勇気の要る行為です。

 

 

 

特に、自分の気持ちを

押し殺して生きてきた人にとっては

なおさらのこと。

 

 

 

でも、違和感や拒否感を言葉にすることは

「境界線を引く力」を育てていく

プロセスでもあります。

 

 

 

境界線というのは

決して、人を遠ざけるための壁ではなく

無理せずに人とつながるための工夫。

 

 

 

だからこそ私は

クライエントから発せられる

そうした「NO」の表現を

大事にしています。

 

 

 

はじめに伝えていること

 

 

 

ですから

初回のセッションでは

クライエントにこんなふうに

お伝えするようにしています。

 

 

 

もし、私の

言ってることややっていることが

“なんか違う”とか“嫌だな”と感じたら

私に遠慮せずに、教えてくださいね。

それが、とても大事なことなので。

 

 

 

 

 

 

セラピーは

「いい人でいる場所」ではなく

「自分の本音に触れていく場所」

 

 

 

小さな違和感を伝えること

境界を自ら設定するのを試してみること、

そして、それを受けとめてもらう経験 ー

 

 

 

それこそが、回復の道のりのなかで、

とても大きな意味を持ってくると

私は思っています。

 

 

 

ただし

境界線は自分ひとりでは

引くことができません。

 

 

 

相手との関係のなかでこそ初めて

「ここまでが私」という感覚が

育ってくるものであり、

セラピーはその“練習”ができる場所。

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

 

 

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