
日常の掃除が
心のセルフケアになるとしたら?
やる気が出ないときこそ
脳のしくみにそって動き出すチャンスです。
【vol.2143】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
オフィスがお休みの今日は
自宅で家事に専念していました。
今週の後半から
鹿児島に出張に行く予定があり
その間、ペットシッターさんに
我が家に来てもらって
愛猫たちのお世話をお願いしています。
だからこそ、出発前に
掃除はしっかりしておきたいところ。
というわけで今日は
モップの先に雑巾をつけて
ガシガシと床の水ぶきをしました
いつもより少しだけ力を込めて、丁寧に。
ただの掃除のはずなのに
終わってみると
不思議と気分がスッキリ。
そして、始める前よりも
「よし、やるか!」という気持ちが湧いてきて
ほかの家事も一気に片づけてしまいました。
脳の“やる気スイッチ”が入ると
心も軽くなる
こうした掃除のあとに
気持ちが整ったり
前向きになったりするのには
ちゃんとした脳科学的な根拠があります。
脳の中には
「側坐核(即座核)」と呼ばれる
部位があります。
この側坐核が活性化すると
ドーパミンという“やる気”に関わる
脳内神経伝達物質が放出されて
意欲が高まったり
気持ちが前向きになったりするのです。
実は、この側坐核は
「行動そのもの」に反応する性質があって
やる気が出たから行動するというよりも
「動くからやる気が出る」
という順序で脳は働いています。
掃除も、まさにそのひとつ。
「やる気が出ないから後回しにしよう」
と思っていた掃除も
とりあえず手を動かしてみたら
だんだん気分が乗ってきて
気づいたら時間を忘れて夢中になっていたーー
そんな経験、ありませんか?
掃除が終わったあとのスッキリ感や
「やりきったぞ!」という達成感も
実は、ドーパミンのおかげだったりします。
「掃除なんて面倒だし、後回しにしたくなる」
私は根っからのめんどくさがり屋なので
そんな気持ちになることは
しょっちゅうのことです(苦笑)。
でも
ほんの数分でも手を動かしてみると
いつの間にか気持ちが整っていたり
次にやることへの
エネルギーが湧いてきたり…。
やる気が出てから始めるのではなく
動き出すことでやる気が生まれてくる。
それが、脳の仕組みなんですよね。
たった数分でも
自分の手で空間を整えることは
自分の心と身体を整えるささやかな時間
にもなり得ます。
心がモヤっとするときや
気持ちを切り替えたいときに
一度、雑巾を手に取ってみるのも
意外といいかもしれません。
“今、ここ”に立ち返るーー
そんな時間を、自分の手でつくってみるのも
悪くないと思います。
これで私も
安心して鹿児島に行けそうです!
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