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感情を抑えてしまうあなたへ――共感と自己開示がもたらす変化

感情を扱う

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「そんなふうに感じてもいいんだよ」

たった一言で、張りつめていた心が

ふっとゆるむことがあります。

 

 

 

今日は、そんな“心が動く瞬間”について

書いてみました。

 

 

 

【vol.2137】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

すいません、今日も昨日に引き続き

NHKの朝ドラ『あんぱん』ネタ…。

 

 

 

でも、今日も

朝からボロ泣きするくらい

素敵なシーンがあったんですから

仕方がないです。

 

 

 

それが、このシーン。

 

 

 

感情が動いた、あのシーン

 

 

 

 

 

 

夫の寛が

自分をおいて先に逝ってしまったことを

その妻であり、嵩の伯母である千代子が

「怒っちゅうが」と感情を露わにしたとき

 

 

それに呼応するように、のぶの母・羽多子も

「あてもや!」と自身の気持ちをそっと、

でも確かに言葉にしたーー

 

 

そんな、静かで力強いシーンでした。

 

 

 

セラピーの場で起きる
“感情の共鳴”

 

 

 

この場面を観ていて

胸がジーンと熱くなりながら

セッションでよく起こる

あるプロセスを思い出していました。

 

 

 

AEDP®︎では

感情を抑えているクライエントに対して

セラピストがあえて

自身の感情を言葉にすることがあります。

 

 

 

あなたのお話を聴いていて

私の中に怒りがわいてきました

 

 

 

ただ聴いているだけでも

胸が締めつけられるような内容に

セラピスト自身が

感情を揺さぶられることは

少なくありません。

 

 

 

 

「感じてもイイんだ」
思える瞬間

 

 

 

そんなセラピストの自己開示によって

多くのクライエントは

こう感じはじめるようになるのです。

 

 

 

私も、そんな風に感じてもイイんだ。

 

それを言葉にしてもイイんだ。

 

 

 

ずっと封じ込めてきた感情に

「感じてもイイんだよ」と

自分で許可を出せるようになってはじめて

 

 

ようやくその感情に少しずつ触れ

表現するという

プロセスが始まっていくのです。

 

 

 

 

 

ドラマの中に見た

感情の解放

 

 

 

今日のシーンは

まさにそんなセッションでの場面を

彷彿させるようなものでした。

 

 

 

千代子が「怒っちゅうが」と語ったとき

羽多子が「あてもや!」と声を重ねた瞬間、

 

 

それは、彼女の中で長い間凍っていた感情が

少しずつ溶けはじめたように感じました。

 

 

 

夫を早くに亡くし、

ずっと胸の奥にしまい込んできた「怒り」。

 

 

 

それが千代子の率直な言葉によって

「あぁ、感じてもよかったんだ」

と認められたとき

 

 

羽多子もまた、自分自身に

その感情を許せたのだと思いました。

 

 

 

感じること、つながること

 

 

 

決して多くを語ったわけではない

短いやりとりでしたが

そこには深い共鳴がありました。

 

 

 

大切な人を失った悲しみの中でも

「私は、けっして、ひとりではない」と

孤独ではなく、つながりを選ぼうとする。

 

 

 

 

 

人間に備わっている

そんな生命力が引き出された

とてもパワフルな場面だったと思います。

 

 

 

抱えてきた気持ちに

そっと「感じてもいいんだよ」と

やさしく声をかけること。

 

 

 

そして

そんな気持ちを分かち合える

誰かがそばにいるだけで

心は少しずつ動きはじめます。

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

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