
「過去のことを話しても意味がない」
そう思っていませんか?
でも、今の生きづらさの背景には、
気づかないまま残っている昔の感情が
影響していることも少なくありません。
【vol.2125】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
「過去のことを話したって
どうせ変えられないんだから
無駄じゃない?」
そう思ったことはありませんか?
セッションでも
今、現在、抱えている葛藤や
人間関係の悩みを丁寧にたどっていくと
幼い頃の養育者との関わりが
影響してそうだなぁ
…と感じることはたびたびで
それをクライエントに訊いてみると
「いや、特に問題はなかったです」
「ごく普通(の親子関係)でした」
とおっしゃる方は
決して少なくありません。
「しんどいのは“今”のことなのに
なぜ昔の話をしなければならないの?」
「もう済んだことを今さら話しても
仕方ないんじゃない?」
おっしゃることは
ごもっともなのですが
セラピストがあえて
過去の人間関係、
特に養育者との関係に目を向けるのには
歴とした理由があるんですよね。
例えばですが…
✔️ なかなか人を頼れない
✔️ 「迷惑をかけちゃならない」と感じる
✔️ なぜか、自分ばかり我慢してしまう
ということを悩んでいる方は
まあまあ多いのですが
こういった
今もなお繰り返されている
反応やパターンといったものの奥には
当時の家庭環境や養育者との関係性の中で
かつての子どもの頃の自分が自然と身につけた
ある種の「生きのびる知恵」が
隠れていることがあるのです。
泣いても誰も来てくれず
慰めてもらうことができなかった
という経験があったら
「泣かない方がイイ」
「感情は見せない方が安全」と
知らず知らずの学んでしまったとしても
何ら不思議なことではないのです。
そうやって
感じることをあきらめて、
ひとりで耐えることを選んできたのは
「そうするしかなかった」
大切なサバイバルの知恵でしたが
その知恵が
“今の自分”をしんどくさせているとしたら
変えていく必要があるのです。
AEDP®︎では
そうした「かつての自分」が
抱えていた感情に
セラピストとの間で構築された
安全を感じられる関係性の中で
やさしく、そして、そっと触れていき
その感情を最後まで感じきることで
新しい意味づけや“癒し”を促していきます。
たとえば
「私がダメだから、認めてもらえなかったんだ」
と思っていたのが
「あのときの自分は
自分なりにすごく頑張っていたんだ!」
と理解できたとき
自分に向ける眼差しは
柔らかく、そして、あたたかいものへと
変わっていったりします。
こんな風に
心の奥底にしまいこまれていた感情が
安心して感じきることができたとき
そのあとには
静けさや安堵、落ち着きがやってきて
自分自身の心持ちが変わっていくことを
実感することができるでしょう。
そんな風に
“変えられない過去”に
あらためて向き合うことができたとき
それは
今を生きる自分をより自由に
より軽やかにしていくための
大切なステップとなります。
過去を振り返ることは
決して
後ろ向きになることではありません。
むしろ
自分をしんどくさせている
昔に学んだ知恵を手放して
アップデートされた自分で
これからを
より自分らしく生きていくための
新しい出発点になり得るのです。
今一度
私と一緒に自身の過去と
丁寧に向き合ってみませんか?
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