
親からの
「育ててやったのに」という言葉に傷つき
親の期待や罪悪感に縛られて
自分の気持ちがわからなくなってはいませんか?
【vol.2119】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
セラピーでよく取り上げられるテーマに
親との関係があります。
儒教思想の影響を受けている日本社会では
子供が親を敬い、親に従うべきという
「孝」の概念が浸透しているせいか
イイ大人になっても
親からの影響力に左右されてしまうことは
決して少なくありません。
「親から“育ててやったのに”と言われる」
「親に申し訳なくて、
自分のやりたいことができない」
「親の期待に応えないと
罪悪感でいっぱいになる」
親への感謝と罪悪感の間で揺れる
そんな悲痛な叫びを
セッションでよく耳にします。
親に育ててもらったことへの感謝の気持ちは
大なり小なり、誰にしもあると思います。
でも…
「こんなにしてあげたのに!」
「誰のおかげで大きくなったと思ってるの?」
そんな言葉を繰り返し浴びせられる度に
感謝の気持ちは
途端に“負い目”へと変わっていくのです。
親がしてくれたことに
「ありがとう」と思う気持ちと
「だから親のいう通りにしなければならない」
という考えは、本来、まったく別のものですが
それが混ざり合ってしまうと
子どもは
「自分の気持ちを選ぶ/尊重すること」に
どこか
“悪いことをしている”ような感覚を
抱いてしまいます。
親のことを大切にしたいし
親に大切にされたい…というのは
誰だって感じていること。
ですが
それと引き換えに
自分を押し殺し続ける必要はありません。
あなたがあなたとして生きることは
親を裏切ることではなく
自分の人生を歩んでいるに過ぎないから。
「育ててやった」という
親の言葉の裏には
親自身の苦労や大変さを
子どもにも「わかってもらいたい」
という思いがあるのかも知れません。
でも、それを子どもに
“見返り”として背負わせてしまうと
コントロール(支配)になってしまうのです。
話すことが
関係修復につながることもありますが
ときには、それが、
より深い傷を残してしまうこともあります。
だからこそ、「親は親。私は私」と
境界線(バウンダリー)を
しっかりと設定することによって
“無理にわかろう/
わかってもらおうとしない”選択も
自分自身を守るための
大切な行為だったりするんですよね。
「親に悪い気がして、やりたいことを言い出せない」
「わかってもらおうとする度に、傷つく」
そんなあなたの思いや
自分の気持ちに正直になろうとすることは
大切にされるべきもの。
親との関係に揺れながらも
自分らしく人生を生きたいと願う気持ちは
決して間違えではありません。
ただ、そんな思いを抱えながら
日々を過ごすのは
想像以上にエネルギーが要ること。
ひとりで抱えるには
あまりにも荷が重すぎます。
だからこそ…
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