
【vol.2077】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
今日は亡き母の月命日で
お寺さんがお参りにくるので
実家に顔を出してきました。
菩提寺のお坊さんが来てくださって
お経をあげてくれた後
父は用事があるということで
そうそうに
いなくなってしまったのですが
先月は仕事で
月命日には実家に行けなかったので
父の最近の様子を聞かせてもらいつつ
久しぶりに会う妹と
二人っきりで少し話をしてきました。
私は直ぐに
何でも捨てちゃう人(苦笑)なんですけど
私の両親は
よく言えば「物持ちがいい」
わるく言えば「捨てられない」人たち。
そんな感じの母が
バスタオルをはじめとして
使うことなく取ってあったものが
山ほどあるらしく
その処分に困っている旨を
妹から相談された流れで
母が入院していたときの荷物が入った
キャリーケースの中身を
未だに解くことなく
部屋にそのままで
放置されているという話を
聞かされました。
「もう何ヶ月も経つのに
まだ片付けていないんだよ!」
とちょっぴり苛立っていた妹。
父と一緒に生活を共にしている
妹としては
荷物を片付けるという作業を通して
父に気持ちの整理もつけて
そろそろ前に進んでほしいし
彼女自身もそうしたいと
願っているように
私の目には映りました。
妹のそんな気持ち、
もちろん理解できます。
その一方で
父が荷物を解かずにいる気持ちも
わからなくはないんです。
というのも
母の最期は
娘の私が驚いてしまうほど
献身的に、そして、積極的に
母の看病をしていた父だったので
母との最期の時間や
母がいなくなってしまったことを
否応がなしに、しかも、ダイレクトに
思い出させられるであろう荷解きは
父にとっては
悲しみの渦に呑み込まれて
溺れてしまいそうで怖い…と
感じているように思えたから。
だからこそ
入院中の母の荷物が入った
キャリーケースに触れるのは
父にとっては
アンタッチャブルなものに
なっているんだと思います。
私たちは
「前に進むこと」や「整理すること」を
イイことのように思いがちですが
実は
「そのままにしておく」という選択にも
意味があるのではないでしょうか。
喪失への向き合い方は
本当に人それぞれで
すぐに片づけて
気持ちを切り替えたい人もいれば
しばらく「そのまま」にして
静かに佇んでいたい人もいるでしょう。
何が正しくて
何が間違っているという話ではなく
どんなプロセスにも
その人なりの意味とペースがあるもの。
だからこそ
無理にプロセスを早めようとせず
ただそっと
見守ること、待つこと、信じることー
それが
何よりの癒しになるのかも知れません。
母の月命日という節目の日に
父の静かな行動から
「悲しみ」と「癒し」について
改めて考えさせられた次第です。
悲しみとの向き合い方は
誰かと比べるものではなく
その人の心が選んだペースで
大丈夫なんですよね。
今すぐに片づけられなくても
整理がつけられなくても
泣けなくても、笑えなくても、
心配することはありません。
でも
もしあなたが、悲しみの中で
ひとりぼっちに感じているのなら…
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