
【vol.2068】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
私がセラピーの主軸としている
AEDP®︎というセラピーは
感情の体験を重視するアプローチなので
感情に触れていくことを大前提
として進めていくのですが
案外、これが一番難しい!
と訊いてみても
まあまあな確率で
と返ってくること
決して少なくありません。
感情に触れていかなければならないのに
そんな返事が戻ってきたら
「無理ゲーじゃん!」
と思うかもしれませんが
セラピー/カウンセリングあるあるネタです。
何も感じない人はいません。
でも
「何も感じません!」というのも
本人にとっては事実。
例えば
悲しいはずなのに涙が出てこない
ということを体験したことある方って
結構いるんじゃないでしょうか?
かれこれ25年くらい前
カナダ留学時代に大変お世話になった
カナダの母として慕っていた
ホームステイ先のお母さんが急死して
その連絡をもらったとき
悲しいはずなのに
何も感じなかったことを覚えています。
今となってみたら
そのメカニムズが
よく理解できるんですよね。
本当の母よりも
深い関係性を築いていた彼女を
突然失った悲しみを感じてしまったら
悲しみという
感情に波に溺れてしまって
何もできなくなっちゃうことを
私の心身は本能的に
わかっていたのだと思います。
お葬式に出席するために
渡加しなければならなかったので
「何も感じない」という状態を
つくり出すことで
何もできなくなってしまうことを
全力で回避しようとしていた。
けっして
何も感じていなかったわけではなく
「感じることを止める必要」
があったんですよね。
実際、飛行機に搭乗して
あとは現地に到着するのを待つのみ…
という状態になったとき
悲しみの波が押し寄せてきて
涙が一気に溢れ出してきて
フライト中、ずーっと泣いていました。
私の隣りに座っていた
40代くらい?の男性が
とても困った顔をしていたっけ…(苦笑)。
(ごめんなさい!)
当時、私は実家で
両親と一緒に住んでいたのですが
彼らは
とにかく感情を受けとめるのが
下手くそな人たちだったので
私が泣いたりしようものなら
「泣いても仕方がない」
「そんな暗い顔をしてると
見てる方も暗い気持ちになる」
…などと言って
途端に不機嫌になってしまう。
それは昔っから。
なので
感情を表現すること=いけないこと
という認識が
無意識のうちに植えつけられて
「何も感じない」と感情を抑え込んだり
切り離したりすることが
当たり前になってしまっていたんですよね。
今では偉そうに(苦笑)
「感じることは大事ですよ!」
と言ってる私ですが
私自身も
「何も感じない!」
と言っていた側にいたことがあるので
クライエントが
「何も感じません」と言うのも
無理もないなぁと思っています。
「何も感じません!」と
感じることが難しく感じられるとき
その背景には
感じないことが必要だった過去や
感じた気持ちを表現するのが
安全ではなかった過去があったりするもの。
つまり
それは、その時々を
乗り越えていくために必要だった
大切な適応戦略だったということ。
その役割を認識して
無理に大きく変えようとするのではなく
安全を感じられる範囲の中で
少しずつ感情に触れていくことを
繰り返していくことさえできれば
自分の気持ちや感情も
感じられるようになっていくので
どうぞご安心を!
「自分は『何も感じない』人間だから
感情に焦点を当てるアプローチは
役に立たないかも?」
と思っている人にこそ
いろんな感情に触れることの
素晴らしさや喜びを味わってもらって
人生をより豊かなものにして欲しいと
願わんばかりです。
自分に優しくしながら
焦ることなく
小さな一歩を積み重ねていけば
いつか自然と
感情が流れ出すときがくるはず。
そんな日が訪れるように
私と一緒に少しずつ
感情に触れてみませんか?
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