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Good Enough Therapist 〜完璧を目指さないことの大切さ〜

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【vol.2055】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

先日、ある人から

ブログについて

こんなコメントをいただきました。

 

 

 

良いことも

そうでないことも含めて

本当に正直な気持ちを

ありのまま書いてるのがイイよね!

 

 

 

 

 

 

そんな風に

受けとめてもらったことを

とても嬉しく思いました。

 

 

 

良いことはともかく

そうでないことも含めて

ありのままの気持ちを

ブログに書くということには

ある種の危険が伴うと思っています。

 

 

 

どんなビジネスや商売でも

そうだと思いますが

印象ってとても大事で

 

 

ネガティブな印象を与えてしまったら

潜在的なクライエントを

遠ざけてしまう可能性も

ありますからね。

 

 

 

誰しもが

他者に良い印象を持ってもらいたい

と願うように

 

 

私も、みなさんには

良い印象をもってもらいたい!

というのが本音なので

 

 

個人的な失敗談や

ネガティブな感情を引き起こした

体験なんかを

ブログで公にするときには

 

 

読んだ人に

「『こいつダメだな/できないな』

 と思われるかも…」

ということを想像しては

 

 

不安と恥といった

心地悪さが伴う感情に

呑み込まれてしまうことも

しばしばです(苦笑)。

 

 

 

 

 

でも、あえて

そうし続けているのには

理由があります。

 

 

 

イギリスの精神分析医である

ウィニコットが提唱した概念に

 

 

“Good enough mother”
(ほどよい母親)

というものがあります。

 

 

 

 

 

母親(もちろん父親も!)は

完璧でいる必要はなく

 

 

むしろ、適度に不完全でいる方が

子どもにとってはちょうどよく

 

 

親自身が

失敗や不完全さを受け入れて

 

 

「失敗してもOKなのだ」

「間違えても大丈夫」

 

 

という姿勢を

自ら子ども見せることが

子どものチャレンジを後押しし

 

 

自らの力で

困難を解決する力を養ったり

自立や自己肯定感を育んだりするのを

助けてくれるように

 

 

セラピスト/カウンセラーも

このGood enough mother

(ほどよい母親)のあり方に倣って

 

 

「完璧な人間であろうとし過ぎない」

 

 

という姿勢や態度でいることが

クライエントの変化や成長を促すために

必要不可欠なファクターだと思うから。

 

 

 

 

 

セラピスト/カウンセラーが

自分の失敗やネガティブな感情を

ひた隠しにして

よそよそしい態度でいたら

 

 

クライエントは

心を開くことができないでしょうし

 

 

失敗を恐れて

新しいことにチャレンジすることにも

 

 

自分のネガティブな感情体験に

オープンでいることにも

難しさを感じてしまうでしょう。

 

 

 

自己開示は

相手の自己開示を促進してくれる

重要な要因であり

 

 

自己開示によって

プロセスをさらに深めることが

可能になることを考えると

 

 

良いことも

そうでないことも含めて

自己開示していくことは

とても大事なことだ

 

 

…というのが

私が大切にしている

臨床に対するスタンスなのです。

 

 

 

と同時に

私の自己開示をとおして

 

 

「『セラピスト/カウンセラー』でも

 そんな気持ちになることってあるんだ!

 私だけじゃないんだ!」

 

 

と思ってもらえたらイイなぁという

願いもあるんですよね。

 

 

 

私がセッションの主軸に置いている

AEDP®️というアプローチには

Undoing Aloneness
(孤独感の解消)という概念があります。

 

 

 

「苦しみの中にいるのは

自分ひとりだけではないのだ」

 

 

と感じられることによって

それまで抱いていた

孤独感が和らげられ

 

 

安全なつながりの中で感情に触れて

プロセスしていくことによって

変容や癒しがもたらされる

 

 

…という考え方です。

 

 

 

ぶっちゃけ

恥ずかしくなったりすることも

 

 

「こんなこと言っちゃって本当にイイの?」

と思ったりすることも多々ありますが

 

 

このブログを読んでくださるみなさんが

 

 

「決して自分はひとりじゃないんだ」

「どんな気持ちや感情も大切にしてイイ」

 

 

と感じられることで生じた安心感が

変容や癒しへの第一歩となることを願って

 

 

失敗話や

ネガティブな感情体験も含めた

自分の正直な気持ちを

 

 

これからもみなさんと

シェアしていきたいと思います。

 

 

You are not alone in it.
(あなたはひとりぼっちじゃないよ)

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

 

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