【vol.2004】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
世間一般的には
セラピー/カウンセリングとは
相談者の困りごとに対して
セラピスト/カウンセラーが
アドバイスや助言を与える場
…というイメージが
未だに深く根づいているせいか
クライエントから
と具体的な助言を
求められることがよくあります。
こういった質問をしてくる
クライエントは往々にして
子どもの頃に
身近な大人たちから
「私の言うとおりにしなさい!」
と言われてきたり
自分の「こうしたい」を
言葉にすれば
「ダメ!」「やめておきなさい!」
などと反対されたりして
自分のことを自分で決める
という機会を奪われて
自分の人生でありながら
他人にハンドルを握られてきた
…という経験を
してきてることが多い。
そんな風に
自分の欲求や「〜したい」を
口にしても叶えられたことがない
という経験が積み重なると
「どうせ何を言っても無駄」
「仕方がない」…などと
無意識のうちに
自分の欲求や感情を
我慢したり諦めたりするのが
癖になってしまいます。
加えて
身近な大人の機嫌を損ねることで
自分に襲いかかってくるであろう被害を
最小限に食いとめるためにも
他人の気持ちを優先したり
その状況下における最適解は何か?
ー つまり「どうしたらイイか?」 ー
を知ることが
降りかかる火の粉を払う
唯一の手段となってしまう。
そうなると
自分の欲求や「〜したい」からは
ドンドン遠ざかっていき
自分の進むべき道なのに
方向性を見失ってしまうので
「どうしたらイイか?」
と他者に頼らざるを得ない状況に
陥ってしまうんですよね。
なので
クライエントから
と助言を求めれたとき
こう返すようにしています。
それが現実的に叶うかどうかは
一旦、脇において
誰かの気持ちを優先したり
正解を探すのではなく
自分の内側にある
自分の欲求や「〜したい」を
自分自身に問うてみます。
そう簡単に
出てくるものではないので
繰り返し問いかけることが
必要になってきます。
その欲求や「〜したい」に
アクセスしようとするときに
恐怖心や苦しさが伴うときは
それを阻むものの正体を
一緒に探索していくことで
何が障壁になっているのかを
明確にしていくことも。
というのも
戦う相手がわからずして
戦えませんからね!
そんな風に
「どうしたらイイか?」から
「どうしたいか?」へと
問いを変えて繰り返していくと
少しずつではありますが
自分が望んでいる方向が
自然と見えてくるようになるものです。
大事なのは
「どうしたらイイか?」と
正解を探すことではなく
「どうしたいか?」という
問いかけを通して
自分の中から出てきた
欲求や感情を
しっかりと満たしてあげること。
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