【vol.1929】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
今日は
札幌市民交流プラザで
札幌市図書・情報館と
さっぽろウェルネスプロジェクトの
コラボ企画のひとつとして
「感情と手をつなぐ」をテーマに
一般市民向けに
お話をさせてもらいました。
コロナ禍以前は
大人数の人たちを前にして
お話する機会は結構ありましたが
コロナの感染拡大にともなって
そういった機会も
めっきり減ってしまい
今日久しぶり大勢の前に立ったら
まあ、緊張すること!
緊張する自分に
コンパッションを向けながら
無事に1時間半という持ち時間をこなして
参加者の方から
内容についてご好評をいただいたことに
今はホッとしているところです。
話は変わるのですが
昨日、こんな記事を見かけました。
⬇︎
ハニーセラピストですか…(苦笑)。
「まあ、いろいろと出てきますなぁ」
と辟易としながらも
普段は遠目で静観している私ですが
今日のように
大勢の人たちの前で
話をさせてもらう機会があるときには
必ずと言ってイイほど
セラピスト/カウンセラー業界の内情について
お話をさせていただくことにしています。
というのも
サービスを受ける側
つまりクライエントには
内情を知っていただいた上で
最善の選択をしてもらいたいから。
上記の記事の中には
こんな指摘がされています。
ハニーセラピストは蜂蜜療法協会というひとつの民間団体が主催する講座を受講すれば、誰でも取れる資格です。ホームページを見ると小西さんが取得した上級でも16万8000円支払い、12時間のオンライン講座を受けるだけで取得できると記載されています。
(既述の記事より引用)
つまり
お金さえ支払って
一定時間机に向かっていさえすれば
誰でも取得できるんです!
これと同じことが
心理セラピスト/カウンセラー業界でも
起きているのですが
それって、ちょっと怖いと思いませんか?
セラピー/カウンセリングで
扱うことになるのは
傷ついた心の部分です。
脆くて繊細であるが故に
丁寧に扱う必要があります。
丁寧に扱うためには
心のメカニズム(仕組み)を
多角的な観点から
理解していなければなりません。
それだけでは不十分です。
というのも
それだけでは
机上の空論で終わる可能性が
十分にあるから。
医学部生が医師になるために
現役医師の指導の下で
実習をして学ぶように
セラピスト/カウンセラーも
然るべき有資格者の指導の下で
実践体験を積んでいくことを通して
習得した知識がはじめて体系化されて
人の役に立つことが
できるようになるんですよね。
そういったプロセスをすっ飛ばして
「3ヶ月でカウンセラーの資格が取れる!」だなんて
個人的にはあり得ないと思っていますし
それでセラピー/カウンセリングをしてる
というのは
クライエントの
心の安全を軽視している動かぬ証拠であり
クライエントに対する
誠実性にも欠けた行為だとも
思っています。
ただ
こういった内情は知る術がないですし
法的な規制もないがために
誰でもセラピスト/カウンセラーとして名乗って
活動することが許されているため
ユーザー(クライエント)側が
痛手を受けることも
実際に少なくないのが
悲しい現実なんですよね。
そういったことを耳にすると
私も胸が痛むので
少なくともひとりでも多くの人に
この現状を知ってもらうことで
セラピスト/カウンセラーを選ぶときには
最善の選択をしてもらいたいと願っていますし
私たちプロフェッショナルとしては
クライエントが守られるように
欧米のように
日本でもセラピスト/カウンセラーの
業務独占資格が法制化されることを
政治に積極的に
働きかけていきたいところです。
セッションを予約する前に
今一度
という問いとともに
セラピスト/カウンセラーの
訓練歴やその内容を調べる時間を
持ってみることをオススメします!
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