【vol.1899】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
大分、下火になってきましたが
数年くらい前まで
「キラキラ女子」という言葉が
流行っていたのを覚えているでしょうか?
私が独立開業した8年前の
2016年前後は
ママ起業家が大ブームで
「ママだって輝きたい!」
みたいな主旨のことが
盛んに叫ばれていた時期でもありました。
当時から私自身は
この「キラキラ女子」とか
「輝く女性」とかいう表現に
ずーっと違和感を持っていたのですが
先日、Xでこの投稿を見かけて
その違和感の正体を
ようやく突きとめた感じがしました。
「私、特別輝かなくてもいいんだ😃」って腑に落ちた瞬間からが人間としての時間の本番だとおもう。
— アイビー茜 (@ivy_akane) September 28, 2024
「キラキラ女子」や「輝く女性」を
目指すということは
今の自分は不十分で
目に見えるような
「特別な誰か/何者か」にならなければ
他者からは認められないし
そうしなければ
自分の価値を感じられない
つまり
自己受容ができていない状態
なんですよね。
その一方で
この投稿にあるように
「私、特別輝かなくてもいいんだ」
と腑に落ちる瞬間というのは
他者の評価や世間の目で
自分に点数をつけるのではなく
自身の望ましくないところや
醜い部分も含めて
「このままの自分で十分なのだ」
という自己受容ができた瞬間。
私たちは誰しもが
過ちを犯したり、失敗したりしますし
長所や美点と同じくらい短所や欠点もある
完璧からは程遠い不完全な存在です。
そういった人間の在り方を理解して
自分自身をマルっと受け入れることが
自己受容の本質であり
実は、この自己受容の度合いが
自己変容を大きく左右する
ファクターでもあるんですよね。
ですから
先に紹介したアイビー茜さんの
Xの投稿にある
「人間としての時間の本番」
という表現は
言い得て妙だと思いました。
外から見て
綺麗に着飾っていたり
優雅な生活を送っていたり
仕事でバリバリ成功していたり…と
キラキラ輝いていたとしても
「自己受容」が十分ではないと
他者との比較や競争に振り回されてしまって
どこか満たされない状態が続いて
常に誰かや何かに追い立てられる
落ち着かない日々を送ることに
なりかねません。
でも
良い面も望ましくない面も含めて
ありのままの自分を受け入れるという
「自己受容」を育むことができれば
心の安定や平穏が生まれて
前に進んでいこうとする力が引き出されて
内面の成長や平穏が
どんどん促進されていくんですよね。
そして
こういった状態になると
わざわざ
キラキラ輝く女性を目指さなくとも
ごくごく自然な形で
その人の輝きや美しさが
内側から滲み出てくる…というのは
たくさんのクライエントと
セッションを重ねてきた
私自身の臨床上の実感です。
逆説的かもしれませんが
「特別輝かなくてもイイ」と
ありのままの自身を自己受容できることが
自尊心や自己肯定感を高め
幸福への近道となり得ます。
ただ
自己受容に関しては
言うは易く行うは難し
かつ、一進一退を繰り返してはじめて
少しずつ育まれていくものなので
それなりの忍耐力は必要になりますが
自分の可能性を信じて
私と一緒に
自己受容を育んでいきませんか?
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