【vol.1075】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
こういう
仕事をしていると
時々、友人や知人から
「よく
他人の話を
きけるよね〜。
大変じゃない?」
…と
訊かれることが
あります。
話をきくのは
私たち
セラピスト/
カウンセラーの仕事の
中核をなすもの。
私たちが
話を「きく」ときは
「聞く」
という漢字ではなく
「聴く」
という漢字を
意図的に
使っています。
この「聴く」
という漢字を
分解していくと
耳だけでなく
目や心も
十分につかって
きいていく
…という意味に
なるんですよね。
ただ
受身的に
耳に入ってくるものを
受けとめるのではなく
いろいろな
感覚器を
総動員して
相手の話を
積極的に聴く…
というのが
セラピー/
カウンセリングの
基本です。
そういう
話の聞き方は
Active Listening
(傾聴)
と言われています。
「コミュニケーション
の秘訣は
『傾聴力』にあり!」
と言われているので
傾聴力の重要性を
知っている人は
多いものの
「傾聴が
うまくできない」
と感じている人も
多いかと…。
ひたすら
相手の話に同意する
ということが
傾聴ではありませんが
傾聴にも
コツがあります。
大抵の人は
相手から
相談されたとき
「なんて言ったら
イイかな?」
「どんな解決策を
提示そうかな?」
と考え始めますが
そうなった途端、
傾聴ができなく
なります。
というのも
「自分がどれだけ
相手のために
なるのか?」
…と
考えている時点で
フォーカスが
自分に向けられて
しまっているから。
どれだけ自分が
うまく返せるか?
…ということに
注意が向けられて
いるうちは
表面的には
相手のことを
考えているようでも
自分のことしか
考えていない証拠
なんですよね。
また
自分のことしか
考えていないときに
提案することは
大抵の場合は
相談者からすると
押し付けがましい
アドバイスにしか
聞こえないので
「全然、わかって
もらえていない」
と相談者の不満を
更に募らせてしまう
可能性大です。
なので
そういったことを
抜きにして
目の前の
相手の話に
フォーカス
すること‼️
ということが
ポイントに
なってきます。
相談を
持ちかけてきた人の
話(問題)の
内容そのものは
それほど
重要では
ありません。
むしろ
その人が
体験したことや
そのときに生じた
気持ち(感情)を
ありのままに
しっかりと
受けとめて
「それは辛かったね」
「それは大変だったね」
…などいう
言葉と共に
(思ってないことを
口にするのはNGですが…)
「ちゃんと
訊いているよ!」
と態度で示して
いくことの方が
よっぽど重要です。
そうした上で
「今の私に
できることって何?
ただ、話を聴いて欲しい?
何かアドバイスが必要?
それとも
私が思っていることを
正直に言って欲しい?」
…などと
相手が自分に
何を求めているのか?
ということを
相手に
確認してみること。
というのも
私たちは
「今のあなたには
これが必要だ!」
と勝手に想像して
相手が私たちに
何を求めているのか?
…を確認しないまま
一方的に
自分がイイ
と思っている対応を
相手に押しつけて
しまいがちだから。
そして
どう返してイイか
わからないときは
わかってるフリを
しないで
「もう少し話して
もらえない?」
…と正直に
伝えることも大事‼️
そうやって
話が進むことで
相手への理解が
深まりますし
相手は
「この人は
私のことを
理解しようと
努力して
くれているのだ」
と自分が大事に
扱われていることを
肌で感じるんですよね。
こういった
安心安全が
感じられる関係性が
築かれると
成長や変化は
促進されていきます。
問題や悩みを
提示されたとき
私たちは
「なんとかしよう!」
と求められてもいない
助言を与えがちですが
ただ
そこにいて
話を聴くだけでも
十分だったりするもの。
そこには
ちょっとした
工夫や気遣いは
必要ですが
真の意味での
傾聴ができる
ようになると
コミュニケーションの質が
格段に上がることは
間違いありません。
傾聴のコツを
つかんで
コミュニケーション
だけでなく
人間関係の質をも
高めていきませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください!
住所 | 〒060-0042 札幌市中央区大通西1丁目14-2 桂和大通ビル50 9F マップを見る |
---|---|
営業時間 | 【火~金】13:00~20:15 【土】10:00~17:00 |
定休日 | 日・祝日・月 |