【vol.1822】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
「どうしてセラピスト/カウンセラーは
過去の家族関係の話をしたがるのか?」
というクラエイントが抱く疑問は
何も日本に限ったことではなく
欧米でもよく話題になるようです。
私のオフィスを訪れる
クライエントの悩み(主訴)の
詳細はそれぞれに異なれど
多くのクライエントに
共通しているのは
現在進行形で起きている
対人関係の葛藤の改善を望んでおり
対ヒトとの
コミュニケーションさえ向上すれば
問題は解決する
…と思っていること。
加えて
忙しい現代社会では
一刻も早くスピーディーに
問題解決することがヨシ!
とされているので
「一刻でも早く
問題解決の方法を知りたい!」
…と前のめりになっている人は
決して少なくはありません。
そういう人からすると
「変えることができない
過去の話をしても
時間の無駄!」
と思われるのかも知れませんが
幼少期に受けた傷、
特に家族内の問題をとおして受けた
過去の傷というものは
私たちの考え方や行動パターンを
ベースになっていることが多く
知らず知らずのうちに
それが現在の自身のあり方に
多大な影響を及ぼしているもの。
ですから
自分に心の根底にある傷を探り
それによって引き起こされている
無意識ながらも不適応的な
対人関係や行動パターンに気づき
過去と現在の間には
どのような関連性があるのか?
ということについての
理解を深めていくことが
今、抱えている
悩みの解決へとつながる
欠かせないステップとなるのですが
この関連性に
気づかないままでいるからこそ
同じ(行動)パターンを
繰り返してしまって
堂々めぐりとなってしまいます。
そういう意味で
育った家族との過去の関係性を
改めて見つめ直すということは
自身の問題や悩みの解決において
皆さんが思っている以上に
重要だったりするんですよね。
ただし
これは決して簡単なことではありません。
というのも
過去の家族関係を(批判的に)
振り返るということは
その当時受けた傷の痛みを
再体験することになるかも知れませんし
ときとして
世話してくれた家族に対して
恩を仇で返すような行為だと感じられて
裏切ってるような気持ち
(罪悪感)にさせられるかも
知れないから…。
それならば、いっその事、
目を背けてしまった方が
一瞬の間は気持ちは楽になりますが
未解決の問題
(過去に受けた傷)というものは
なんとか気づいてもらい
そして、解決に向けての
アクションをとってもらおうと
必死に注意を引こうとするので
問題や悩みの本質から
目を背けることは
一時しのぎにしかなりません。
自分の生い立ちの中で受けた
心の傷に名前をつけること。
そして、その傷が
今、抱えている問題や悩み
(不適応的な行動)に
どのように影響しているのか?を
理解すること。
そして
健全な人間関係を築いていくために
必要なステップを
一歩ずつ進めていくこと。
それをサポートしていくのが
私たちの役目です。
過去の家族関係を
深掘りしていくことは
決して無駄なことではありません。
むしろ
私たちが本来の自分のままで
つまり自分らしく生きていくために
必要不可欠なプロセスです。
過去の家族関係を振り返ることは
癒しや変容への大きな一歩。
どうぞ
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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