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「どうして〜くれないの/しないの?」という問いが、あまり役に立たない理由

人間関係

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【vol.1815】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

セッションの中で

クライエントと

時々話題になることのひとつに

 

 

「どうして〜?」

 

 

という

言葉の使い方があります。

 

 

 

 

「どうしてわかってくれないの?」

「どうして言ってくれないの?」

「どうして相談しないの?」…etc.

 

 

 

 

 

「どうして〜?」という言葉が

こんな風に遣われたとき

 

 

議論がエスカレートするか

相手が黙りこくってしまって

 

 

問題解決につながるどころか

平行線をたどることがほとんどです。

 

 

 

皆さんも

大なり小なり経験したことがある

アルアルな話だと思います。

 

 

 

「どうして〜くれないの・しないの?」

という問いの主語は誰だと思いますか?

 

 

 

日本語は

主語を明確にしない言語なので

意識されることは少ないのですが

 

 

上記の問いを英語にしてみると

“Why don’t you 〜?”

というように訳されて

 

 

主語は“you”

つまり「あなた」になります。

 

 

 

一見すると「どうして?」と

その理由を尋ねているように

見せかけておいて

 

 

その本質は質問ではなく

実は

 

 

 

あなたが

(そんな振る舞いをするのは)

あり得ない!

 

 

という詰問でしかないんですよね。

 

 

 

 

 

ですから

相手からすると

それは攻撃されたも同然。

 

 

 

攻撃されたとき

動物としての本能としては

 

 

自分自身を守ることを最優先して

Fight or Flight response

(闘争・逃走反応)に突入して

 

 

 

 

相手が反撃に出てきて

議論がエスカレートする

(闘争モード)か

 

 

相手が

黙りこくってしまって

(逃走モード)

 

 

不毛なやりとりになる

ということは

決して珍しい話ではありません。

 

 

 

こういった場合

やりとりが不毛にならないために

意識したいことは

 

 

自分自身(I)を主語にした

“I” language/statement。

 

 

 

 

 

「どうしてわかってくれないの?」

⬇︎

「理解されていないように感じて

 (私は)悲しい」

 

 

「どうして言ってくれないの?」

⬇︎

「(私は)言って欲しかったな」

 

 

「どうして相談しないの?」

⬇︎

「(私は)相談した方がイイと思うよ」

 

 

 

一方的に責められることはないと

少しでも感じることができたら

 

 

攻撃したり逃げたりして

自己防衛する必要もなくなって

 

 

問題解決に向けた対話の余地が

自然と出てくるものなんですよね。

 

 

 

 

 

もし対人関係にまつわる問題で

平行線をたどっているようなら

 

 

上記を参考にして

コミュニケーションの仕方を

工夫してみるとイイかも知れません。

 

 

 

それでも

改善が見込めないようでしたら

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私のお手伝いさせてください。

 

 

 

 

 

 

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