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「スン」とせざるを得なかった理由がわかることで得られる共感と安堵

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【vol.1739】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

今日も『虎に翼』を観て

朝から泣いてしまいました。

 

 

 

 

 

このドラマを観ていると

本当に色んなことが

思い出されます。

 

 

 

今日のエピソードは

こんな感じだったのですが

 

 

 

 

真っ先に浮かんだのは母のこと。

 

 

 

家父長制の社会では

「家」を継ぐ男児を授かることが

非常に重要視されていて

 

 

「虎に翼」に出てくる梅子さんも

結婚してすぐに長男を授かったことで

「嫁の鑑」と言われていたほど。

 

 

 

私の父は、向家の本家の長男。

 

 

 

長男の嫁として

必然的に跡継ぎの男児を産むことを

母は期待されていたわけですが

 

 

私の前に

死産となった子も女児、

 

 

私も

その後に生まれた子(妹)も

女児だったんですね。

 

 

 

いつだったかは

ハッキリ思い出せませんが

母がこう言ったことがあります。

 

 

 

 

大変な思いして(妹を)産んだのに

おじいちゃんに『また、女か』と言われた。

 

 

そのときの

やりきれない表情をした母の顔は

今でも覚えています。

 

 

 

 

 

当時は子どもだったこともあって

そんな母の気持ちを

十分に汲みとることもできませんでしたが

今なら、母の気持ちがわかるんです。

 

 

 

私の祖父は

決して母に意地悪をするような人では

ありませんでした。

 

 

 

でも

命懸けの出産だったにもかかわらず

男児を産むことができなかっただけで

 

 

長男の嫁としての

責任を果たすことができなかった

 

 

「ふさわしくない嫁」

「価値がない嫁」

 

 

という烙印を

「また、女か」という言葉で

母に一方的に押し付けた。

 

 

 

それに対して

母は強い怒りと悔しさ

感じていたんだと思いますが

 

 

もちろん

そんな気持ちを口にすることは

決して許されなかった上に

 

 

その場にいた父は

母の気持ちを代弁するどころか

祖父に反論すらしなかったという…。

 

 

 

「夫にすら、味方してもらえない。

 こんな気持ちは

 誰にもわかってもらえない」

 

 

 

ひとりぼっちの母は

行き場のない気持ちを心に封印して

「スン」としていたんでしょうね。

 

 

 

 

 

だからこそ母の目には

 

 

自由気ままに

思ったことを口にして

 

 

ちょっとでも変だと思ったら

「それっておかしくない?」

と疑問を呈する私は

 

 

我慢のできない

ワガママな人間に

思えたのでしょう。

 

 

 

何かにつけて母から言われた

「ワガママだ」という言葉は

私にとっての呪縛で

 

 

「ワガママ」という言葉に縛られて

長らく生きづらさを抱えていたので

 

 

そんな言葉を投げかけてきた母を

恨めしく思ったりもしていましたが

 

 

言いたいことも言えずに

ひとりぼっちで

ひたすら我慢してきた

母の目には

 

 

言いたい放題の私が

「ワガママ」に映ったのも

無理もない…。

 

 

 

「虎に翼」を観て

母の気持ちが少しだけ

わかったような気がしています。

 

 

 

そうやって

自分自身の家族の歴史を

遡っていくことで

見えてくるものがあって

 

 

自分の生きづらさの根源が

明らかになってくると

 

 

これまで

自身が背負ってきたり

抱えてきたりしてきたものを

 

 

「もう、降ろしてもイイかな?」

と自然に思えてきたりもして

 

 

それが

心の負担を軽減してくれたり

生きづらさを解消してくれたりして

 

 

自分らしく生きることを

可能にしてくれるものです。

 

 

 

特に

女性が抱えている生きづらさは

その人個人の問題というよりは

 

 

こういった社会的/文化的な背景に

大きな影響を受けていることが

多々あります。

 

 

 

そういった視点から

自身の生きづらさを見つめて

改善に向けた新たな一手を

私と一緒に考えてみませんか?

 

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

 

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