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KADOKAWAのトランスジェンダーに関する翻訳本の出版停止に思うこと

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【vol.1598】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

今日、X(旧Twitter)で

こんな記事を見かけました。

 

 

 

 

 

この著者のアビゲイル・シュライアーは

ウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿する

ライターでもあり、ジャーナリストでもあり、

独立作家でもあるアメリカ人女性。

 

 

 

 

 

そんな彼女が

2020年に本国アメリカで出版した

 

 

『Irreversible Damage:

   The Transgender Craze

   Seducing Our Daughters』

 

 

という本の邦訳版が

KADOKAWAから来年1月に

出版される予定でしたが

 

 

「差別を扇動する本だ!」

という批判を受けて

出版を見送ったそうです。

 

 

 

 

 

若いうちに

トランスジェンダーとして

乳房切除術や

男性ホルモンの投与などの

治療を受けてきた女性が

 

 

何年も経ってから

健康を害したり

治療を受けたことそのものを

後悔したりするなど

 

 

さまざまな問題がアメリカ社会で

浮き彫りになってきてことを受けて

著者はこの本を出版するに至った

 

 

…という背景があります。

(⬇︎のポストをご参考ください!)

 

 

 

 

 

この本のタイトル

『Irreversible Damage』

にもあるように

 

 

乳房切除術もホルモン療法も

非可逆的、つまり、

やり直しがきか治療

なんですよね。

 

 

 

 

 

それじゃなくても

思春期から青年期までは

 

 

性やジェンダーを含めた

アイデンティティが

ちょっとしたことで揺らぎやすい

 

 

…という心理的特徴が

顕著な時期でもあるので

 

 

実際の治療については

慎重を期すべき

だと思うんですよね。

 

 

 

私自身、

札幌医大で仕事をしていたときに

GIDクリニックが開設されて

 

 

何百人という

トランスジェンダーの方たちと接する

貴重な機会を与えてもらっていました。

 

 

 

当時は

 

 

彼ら/彼女たちの苦悩を

少しでも和らげるために

サポートしていきたい!

 

 

と願うと同時に

 

 

彼ら/彼女たちに

悔いのない人生を送ってほしい!

 

 

と思うと

非可逆的な治療に進む前に

慎重な決断をしてもらいたい‼️

 

 

…とも強く願っていました。

 

 

 

その思いには

今も変わりはありません。

 

 

 

だからこそ

この本が出版される意義は大きい

と思っただけに

 

 

出版されないという決定は

とても残念に思いました。

 

 

 

ただし

原題の『Irreversible Damage』は

『取り返しのつかないダメージ』

という意味なのにもかかわらず

 

 

翻訳版のタイトルは

『あの子もトランスジェンダーになった』

という誤解も招くのも無理もない

キャッチーなタイトルがつけられた

 

 

…というのが

事の発端なんだと思いますが

 

 

ただ

どんなことが書かれているか?

差別を扇動するようなことが

書かれているのか?

ということは

 

 

実際に読んでみないと

わからないことなので…

 

 

 

 

早速、

Kindle版の原著を購入

しました‼️

 

 

 

この年末年始休暇の

(私的)課題図書として読んで

 

 

年明けにでも、皆さんに

レポートしたいと思います!

 

 

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