
【vol.1561】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、X(旧Twitter)で
こんな記事を見かけました。
オーストラリアでの症例で
鍼灸治療のトレーニングを
受けていない人が
自己流で
縫い針を使用して
鍼治療の真似事をして
神経損傷を起こしてしまった
…というケース。
(元の論文はコチラ)
私も
毎日ブログの仲間の
小林大介さんがやっている
鍼治療(含む美容鍼)を
施術してもらったことがありますが
もちろん、それは、小林さんが
鍼灸の専門知識と技術に関する
ちゃんとしたトレーニングを受けていて
国家資格に合格しているから
安心して任せられるというもの。
今回のこの論文のケースは
自分自身に施術していたので
他人に施術するケースとは
若干異なる状況ではありますが
ちゃんとした知識と技術、
トレーニングをなくして
闇雲に真似事をしたりすると
大きなリスクを背負うことなる
…という警告だと感じました。
個人的には、素人の私でさえ、
鍼治療にあんな太い縫い針を使ったら
何かしらの問題が起きるだろう!
と簡単に予想がつくものですが
そういう考えに至らない
想像力が乏しい人がいる…というのも
また、事実なんですよね。
現在の日本の状況では
セラピー/カウンセリングについても
残念ながら、同じことが言えます。
セラピスト/カウンセラーとして
セラピー/カウンセリングを
実施するための
最低限のラインというものは
現段階の日本の社会では
法令で何も定められていません。
医師や看護師は
一定の教育を受けて
国家試験に合格しなければ
医療業務に従事することはできない
…と法で定められていますが
セラピスト/カウンセラーには
そういった基準が存在しません。
ですから
セラピー/カウンセリングに必要とされる
専門的な心理学の知識を習得していなくても
専門的なスキルを学ぶ
トレーニングを受けていなくても
自己流で
セラピーやカウンセリングをしちゃっても
特に問題なし
…というのが
悲しいかな
日本の現状なんですよね。
ですから
冒頭で紹介したようなケースのように
“真似事”をしている
セラピスト/カウンセラーに当たって
状態を悪化させてしまう可能性もある
…ということは
念頭に置いておいてほしいです。
みなさんが
セラピー/カウンセリングを
受けるときは
セラピスト/カウンセラーが
十分な心理学的な知識と
専門的なトレーニングを受けているか?
を必ずチェックしてみてください。
大抵の方はHPなどに
学歴(最低でも修士課程修了)や職歴、
保有している資格や
これまで受けてきた
主なトレーニングなどを
どこかに記載しているはずです。
もし
それらの情報が見当たらない場合は
直接問い合わせてみると良いでしょう。
そうしたとき
ちゃんとした回答がなく
「学歴やトレーニングなんて
関係ない」
というような発言をする
セラピスト/カウンセラーは
選ばない方が無難です。
定期的な自己研鑽や
スーパーヴィジョン(指導)を
受けていない
セラピスト/カウンセラーも
自己流の可能性大なので
その辺りのことも
併せてチェックしてみることを
オススメします。
私は臨床経験が20年の
ベテランの域に入ってきましたが
セラピーが自己流に偏りすぎないよう
定期的な自己研鑽や
スーパーヴィジョンを通して
第三者からの
客観的な意見や視点を取り入れて
意識的な軌道修正を心掛けています。
安全に
セラピー/カウンセリングを
受けることができるのが
何よりも大切なことなので
しっかりとした
専門のトレーニングを受けてきた
セラピスト/カウンセラーを
お選びくださいね
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