心の専門家にこそ積極的に確保してほしい「自身の心と向き合う時間」

【vol.1523】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

最近、同業である

臨床心理士や公認心理師の方から

お問合せをいただくことが

増えてきています。

 

 

 

 

 

これって

とても喜ばしいことだと

個人的には歓迎しています。

 

 

 

人の心を扱うことを生業としている

臨床心理士や公認心理師とて

皆さんと同じひとりの人間で

 

 

悩んだり、葛藤を抱いたり、

傷ついたりすることがあるのは

生きている限り

当たり前ように経験します。

 

 

 

それは極々自然なことなのですが

大事なのは、その後ですよ、その後！

 

 

 

ちゃんとケアすることなく

放ったらかしにしていたら

 

 

知らず知らずのうちに
悩みや葛藤は大きくなりますし

手当てされていない傷は

深くなったりしているものです。

 

 

 

 

 

自分が

そういった状態にあるとき

 

 

冷静になって

辛さや苦しみを抱えている

クライエントに向き合うことは

当然の如く、難しくなります。

 

 

 

それは無理もないんですよね。

 

 

 

というのも

クライエントが感じている

痛みや苦しさ、大変さが

自分のそれと重なってしまって

 

 

ケアされていない自分の傷や葛藤が

無意識のうちにジクジクと

疼き出してしまうから。

 

 

 

でも、そうなってしまうと

クライエントが不利益を被って

本末転倒になりかねません。

 

 

 

心の専門家とは言えども

悩みや葛藤のない

パーフェクトな人間は

 

 

この世に
誰ひとりとして存在しません。

 

 

 

 

 

ですから

悩みや葛藤があってもイイのですが

 

 

それがちゃんとケアされないままで

クライエントに向き合うことに

どれだけのリスクが伴うのか？

 

 

…ということを

ちゃんと理解せずに

 

 

悩みや葛藤をケアすることなく

放ったらかしのままでいることの方が

よっぽど問題なのです。

 

 

 

「プロたる者に
　悩みや葛藤なんかが
あってはならない‼️」

 

 

 

そんな風に

自身の悩みや葛藤をそのものを

ないものとしてしまったり

 

 

見ないように

心の奥底に隠してしまったり

 

 

はたまた

自分自身の力や限界を

過信してしまったり…。

 

 

 

 

 

セラピー／カウンセリングの

効果というものは

 

 

クライエントと

セラピスト／カウンセラーの間の

関係性に常を影響を受けるものであり

 

 

その影響の大きさを知っているのは

他ならぬ

セラピスト／カウンセラー自身。

 

 

 

だからこそ

セラピスト／カウンセラーが

自身のケアをしっかりと行うことで

 

 

間接的にせよ

自身の抱えている悩みや葛藤が

良からぬ影響をクライエントに

与えないように配慮することこそ

 

 

クライエントに対する誠実さの

何よりの証だと思うんですよね。

 

 

 

同じ心の専門家に

自分自身の脆く弱い部分を

知られてしまうと

 

 

非難されたり

ダメな専門家だという

レッテルを貼られたりするのでは？

 

 

…という不安や恐怖心が

ムクムクと湧き上がってくるかも

知れませんが

 

 

自分自身の

悩みや葛藤と向き合うことは

クライエントの気持ちや立場を

真の意味で理解する

イイ機会にもなりますし

 

 

クライエントに

良いセッションを提供できる

礎にもなり得ることでしょう。

 

 

 

心の専門家だからこそ

しっかりと自分の心の内側を見たり

自身の気持ちや感情に

触れるたりすることが

他の誰よりも重要になってきます。

 

 

 

そんな時間を

私と一緒に取ってみませんか？